◇いつのまに・・・

気がつけば、夏です。
いやいや暑くなりだしたのには気がついていましたが、
それでも、いつのまにか夏なんです。
いつだって、いつのまにか夏休みは終わっていたし、
いつのまにか大人になっていたし、
いつのまにか時間は経っています。
私は子供の頃から通算、10回引越しをしたことに、今気づきました。
そして、いつのまにか”移住グセ”がついていることにも、
はたと気付いたんです。
でも、それは自分が望まない場所から、自分が望む場所へと、
これまた、いつのまにか変化していました。
私たちはいつだって、いつのまにか不幸になっているし、
そこから幸せになるためには、物凄く努力しなくちゃいけないように、
感じてしまいます。
でも、最近、いつのまにか幸せになっていてもいいんじゃないか?
と思うようになりました。
人生には、自力で猛攻をかけなければいけない時期もあります。
それを怠けていたツケととるか、充足感を得るため、ととるかは、
捉え方の問題ですが、
私たちが提案している、心を見つめていく方法は、
「あら、新しい葉っぱが生えたのね」的な、
自然な力を促進させようとするアプローチの仕方なんです。
裏庭の雑草が、大雨のおかげで勢いよく伸び始めました・・・
昔は母親に「草抜きせなアカンで!」と渋々させられていましたが、
土のある家に望んで引っ越した今は、
主人と「抜いとく?」「今日はいや〜」と笑いながら、
言い合っているんです。
でも、いつのまにか熊手やスコップは増えていて、
草抜きさえも、楽しめる自分になっている。
今思えば、私たちの親たちは、猛攻を勝手にかけてくれていて、
いつのまにか幸せになれるように、頑張ってきてくれたのかもしれませんね。
by 源河はるみ

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