マタニティライフも、初期を終え、もうすぐ腹帯を巻く日が近づいてきました。
とはいえ、妊婦なのに変わりはなく、もっと言えば、
これからが妊婦らしくなっていくんですが、
おかしなことになんだか一学期を終えて、
夏休みに入ろうとしているような気分です。
初期・中期・後期と3つに大きく分けられているからでしょうね。
そんな今日この頃、激しい気分の移り変わりも、
無理の利かない身体にも慣れてきたんですが、
未だに慣れないことが、ただひとつ・・・
(ま、見た目は慣れきっているように映るかもしれませんが)
『ダンナがやさしい』んです。
これが慣れない・・・
いやいや、もともとやさしい人ではありますが、
それがはっきりとした行動として、習慣化しつつあることに慣れないわけです。
人間、幸せなほど恐れを感じるといわれますが、
私はまさにその恐怖の真っ只中。
だから、ついつい「やさしいなぁ」と感心してしまい、
「今だけなっ」の言葉に「え〜?」と言いながらも安心してしまう。
不幸の方が親しみ深い、私たち人間の悲しい性です。
のろけたい訳ではなく、なぜダンナがやさしくなったのか?
の意外なところを皆さんにお伝えしたく。
私はただ単に、包み隠さずつわりの辛さを訴えていただけでした。
最初は取り合ってもくれなかった。
それがです。
私のことを知っている、ダンナ経営のお店の仕入先のおばちゃんが、
口をすっぱくして、こんこんと「大事にしたりや!!」と、
叩き込んでくれたらしいのです。
なぜそのことが、ダンナに効いた(?)のかを考察してみました。
そのおばちゃんは、なんでも自分が妊娠しているとき、
ダンナにやさしくされ、ごはんも近所の人が食べさせてくれていたらしいのです。
聞けば、え〜〜?!と驚くほどの過保護ならぬ、過保妊婦ぶり。
買い物にさえ行かなかったというのですから驚きです。
私たちは、失敗から学び、絶望から希望を見つけ出したりしますが、
このとき限りは、経験していることの説得力を見た気がしました。
幸せは伝染するといわれています。
その伝染力は、きっとインフルエンザに負けないに違いない!
と、のほほんとした感じを受けがちな”幸せ”に、
力強さを見出したのでした。
みなさん、自分の力だけで幸せになろうとはしないでくださいね。
それはきっと、土台無理なことですから。
by 源河はるみ