皆さんにとってイイフウフ(いい夫婦)ってどんな夫婦でしょうか?
僕はずっと「何でも話が出来て、一緒にいてとても楽チンで安心でき、セックスの
相性もばっちりで、趣味や価値観も似通っている夫婦」と思ってました。
でも、そんなんはありえへんやろなあ・・・とも思ってました。
確かにいつもステキな彼女達とお付き合いしていたけど、どちらかが我慢してたり、
相手をコントロールしてしまったりして、付き合いが長引くに連れて、
どこか不自然さを漂わせていたんです。
相手のことは大好きだったけれど、ここが嫌、とか、ここが物足りない、とか。
それはとっても傲慢な思いだったんですけどねー。ごめん。
そんなんありえへんって思う気持ちの裏には、実は「僕はわがままで、気が利かず、
強情だからなあ」って気持ちが隠れていたりもしました。
それをどこかで感じてたんでしょうね。
それで、ケンカすると「わがまま」「気が利かない」「頑固・強情」といったことが
原因になっていたり、攻撃の的になってもいました。
自分でそれを自己嫌悪してるから、彼女にそこを突付かれて痛い思いをしたり、
逆に相手の痛いところを突いて恨まれたりもしました。
ああ、これは俺の問題やなあ・・・。
そうは気付いたけれど、なかなか変えられないのが自分。
そこでテクニックに走ってしまって、心を弄ぶようなこともしてたらしいです。
(自覚症状は当時はありませんでした・・・。)
ついつい、相手のせいにして「俺は間違ってへん」という態度を取ったりね。
(あ、これは今でもありますね。。。すいません)
でも、あるとき気付いたのは、俺は結果ばっかり追ってるなあ、と。
彼女や妻に対しても「何でも話ができなあかん」と思って、何でも話ができることに
こだわってしまっていたんですね。
価値感が同じじゃなきゃダメ、と思うと、自分と相手の違いを否定するようになって
しまいました。
そこで理屈立てて攻め込んで傷つけて。
ついつい自分が正しい、とか、俺に合わせろ、とか、言葉では言わないんだけど、
そんな雰囲気をかなり出していたと思うんです。
結果ばかりを追ってしまうと、だんだん自分が窮屈に、二人の関係も安心できる
どころか緊張感が漂う場に早代わりしてしまうようです。
そのことに気付いたときは、何故だかほっとしました。
以来、僕はできるだけ「プロセス」を大切にしたいと思うようにしました。
そうするとね、もっと良くなりたい、もっといい関係になれるって気持ちが
たくさん出てくるようになったんですね。
これは僕も驚き。
理加も一緒にこういう仕事をしてるわけだから、ケンカするときはえげつない反面、
心に響く提案をすると、喜んで協力してくれます。
それは、これからどんな関係になりたいか?とか、将来の夢を語り合うことでも
ありますし、そこへ向けての考えだったりします。
だから、僕らは結婚して数年たった今でもわくわくできるのかもしれません。
でも、常に僕も僕ら夫婦も発展途上。
まだまだ、学ぶこと、知らないことはたくさんあります。
ま、だから、もっといい関係になれるんやな、って思えるんですけどね。
by 根本裕幸