最近は出張の移動中や滞在先のホテルで原稿を書くことが多いんです。
なんか、ビジネスマンって感じですけど(笑)
この記事も東京からの帰りの車中にてしたためてます。
大阪に戻る新幹線の車中にて、雲に覆われた富士山を見ながら、
「最近、東京来ること多いのにキレイな富士山見たことないなあ」と
思いながら、かつて受験生だった頃のジンクスを思い出しました。
「東京の大学を受けに上京する時に富士山がきれいに見えたら落ちる」って。
僕は関西地区の大学を志望してたので、キレイな富士山を見て
「おぉー、キレイだー」と思いながらもちょっと心に引っかかる程度でしたが、
東京の大学を志望してた友人はけっこう必死でした。
あるとき、彼と東京の宿泊先であって食事しているときに
「キレイな富士山だった・・・。明日ダメかも・・・」なんて。
そう思ってしまった彼は、意気消沈しながら受験して、ジンクス通り落ちて
しまいました。
まあ、そうですよね・・・。
「ダメだ・・・」って思ったことって、大抵がその予言どおりにダメに
なっちゃうものですから・・・。
冬の太平洋側って晴れの日が多いですから、富士山がきれいに見える確率って
めちゃくちゃ高いんですよね。
僕の実家は静岡県でも西の方なのですが、冬だと富士山が小さいながらも
キレイに見えるんですが、夏はほとんど見えないんですね。
だから、受験生を陥れるためのジンクスなんだろうなあ・・・とか思いつつも、
けっこう僕も信じ込んでいました。
実際に、雲に隠れた富士山を見たときは合格しましたし。
その後、就職活動で面接のために上京したり、サラリーマンになって
大阪から東京へ出張するときも、富士山を見るのは楽しみでもあり、
ちょっと不安でもありました。
「キレイに見えたら、この出張、しんどいことあるんちゃうやろか?」
なんて(笑)
出張族だった時期もあって、キレイな富士山もたくさん見たんですけど、
早朝に移動して、夜戻ることが多かったですから、行きは眠って、
帰りは真っ暗で、結局良く見えなかったことが多いかもしれません。
ちょうど富士山辺りを通過する頃って熟睡してることが多いんですよ。
そういうわけで、「東京出張のときに、まだキレイな富士山にお目に
かかったことは無いので、成功してるのかなあ・・・」なんて、受験生の
ジンクスを今に引きずってます。
ま、キレイに見えたときの出張も大成功に終わったサラリーマン時代も
ありますので、今はキレイに見れたら「やったー!うわー、キレイやなあ」
と思って楽しみ、雲に隠れていたら「今回の出張も大丈夫だ!」とか
思ってます。
・・・ま、最近ではジンクスを気にするってよりも、キレイな富士山が
好きで、見えなかったときのジンクスに「仕事がうまくいく」なんて風に
解釈してるのかもしれません。
なんせ、指定席を取る時にE席が予約できたら、それだけで嬉しくて、
富士山キレイに見えないかな〜とわくわくしちゃいますから。
皆さんにはどんなジンクスがあるんでしょうか?
それを逆手に取るもよし、楽しみにするもより、色んな使い方がありますね。
ってこの原稿を書き終えたとき、ちょうど生まれ故郷を過ぎて、
今は浜名湖の辺りを通過中です。
今日はとてもいい天気で、浜名湖がとてもきれいに見えます。
by 根本裕幸