ハワイのセミナーの体験の中から学んだ事をこのエッセイを読んで下さっている方に、おすそ分けしたいと思い、今回は、ハワイに滞在していた期間中に、ハロウィンがあったので、それと心理学に関する事を書いてみたいと思います。
さて、日本では、このハロウィンというイベントは、一般的には、あまり盛んではないと思います。
でも、10月になると、かぼちゃお化けみたいなグッズが店に並んでいるのは、目にした事があるのではないでしょうか?
実際、私も、ハロウィンについては、今回初めて体験したり、「ハロウィンとは?」という説明を受けたりしました。
アメリカでは、1年の中の大切なイベントの一つのようです。
簡単に言えば、日本のお盆のような感覚で、ちょっと違うかな?という感じがしたのは、10月31日に、悪霊を追い払ってしまうというような点でした。
それを表現するのに、それぞれコスチュームを着たりするわけですが、この日に、町中にお化けの姿をした人が歩いている光景を見るのは、面白いけど、気持ち悪いという感じもありました。
このイベントは、31日に、悪霊を追い払い、11月1日からは、お盆明けという感じのスタートとして捉えられているということでした。
そこで、今回のセミナーは、このハロウィンを使って、自分の中にいると思い込んでいる「魔女」の部分を癒すという事が、大きなテーマとしてありました。
実際、20日から始まったセミナーは、「魔女」の部分について自分の意識の奥深くに入っていきました。
そして、31日は、セミナーも最終日で、煮詰まりきっている、意識のもっとも奥深くにある姿が現れるという感じでした。
要するに、皆さんにわかりやすく言えば、自分の中にある「魔女」の部分とは、最悪な自己嫌悪の部分という事です。
さらに、「魔女」と言われるぐらいですから、この自己嫌悪の部分は、普段は自分の中にあるとは認めがたい部分なわけです。
私の学んでいる心理学用語では、この部分を「シャドー〈影の部分〉」といいます。
今回のセミナーは、カウンセラーのランクUpセミナーということもあり、精神的にも身体的にも厳しいトレーニングだとは聞いてましたが、ここではこの自己嫌悪を、自分自身の体を使って表現するという事が求められました。
その目的は、全身で、「魔女」になりきる事で、その「魔女」の部分を感じつくすという事が求められたわけです。
「感情というのは、感じつくすとなくなる」という論説がありますが、参加した38名が個々の「魔女」の部分を表現しているのを見るのは、とっても楽しく、記念撮影もしたのですが、各々を見渡すと笑ってしまうけど、おかしくて笑うというより、なんだか笑うしかないという感じの笑いでした。
そして、午前中の「魔女」の部分を癒すというセッションが終わると、皆が一斉に衣装を脱ぎ去り、化粧を落とし、何もなかったかのように振る舞っていました。
私は、あまりにひどい感情が出てきたので、それを人に転化しないように気をつけながら、自分自身の中では、その感情を感じつくし、夜中になってやっと全ての感情を終わらせたというぐらい時間がかかりました。
結構、感情に関しては、エキスパートになるぐらい学び、癒してきたので、どんな感情も
最近では、とっても早く解けてなくなるという感覚だったので、今回の体験は、自分でもまだ奥が深いんだなという、ある意味で、楽しみにもかわった経験でした。
そして、不思議と、その時表現した、色や姿が、今は懐かしい思い出です。
最後に、「魔女」のセッションで学んだ、自己嫌悪にまつわる色に関する情報をプレゼントしますね。自分が「魔女」の格好をするなら、どんな姿をし、どんな色を身につけるでしょうか?または、普段好きを通り越して「これが自分の色」というような感覚で着ている色、嫌いだから着ない色、というような視点で、自分の中の自己嫌悪を見てみるとおもしろいかもしれませんね。
ただ、この色分析は、この日の先生の話しから出てきた表現をかいつまんだものなので、「こんな一部分も、もしかすると自分の中にあるのかもしらない」という程度に、楽しく受け止めてみて下さいね。
≪色の診断≫
赤…怒り
黒…人生を奪う、人生を吸い込む
ピンク…愛を盗む
黄…知識を盗む
緑…創造性・はぐくみを盗む
オレンジ…繊細さを盗む
紫…スピリチュアリティを盗む
青…スピリチュアルパワーを盗む
白…自分自身を現していない、本当は人を助けない
グレー…落ち込み、鬱
レインボー…成長したいというふりをする
シルバー…人の生命を奪う
ゴールド…ゴージャスな生活を歩みたい、欲しいと奪う
小麦色・茶…自然さを奪う
*赤と黒…人に呪いをかけるのが得意
深澤三津子