癖のようなものになっているんだと思うんですが、僕はよくこう思います。
『もっとしっかりしなくっちゃあ』
こういう風に思います。
確かにこう考えることは大切ですし、大事なんです
ね。でも、自分でも知らない間にこの考え方が暴走して行き過ぎちゃう時が
あるんです。
自分を律し始めて、強くあろうと考え出して、自分一人で何でも解決しよう
と抱え込んじゃうんですね。
それは仕事だったり、プライベート的な悩みだったりです。
こういうのを心理学では『自立』って言います。
この癖のような考え方は自覚はしているので、『自立を手放そう』『誰かに
助けを求めよう』『誰かにゆだねてみよう』そう考えることを心の中に留め
ておくように心がけています。
でも人間ですから、気をつけていても忘れちゃって暴走しちゃうことがある
んですね。
こないだも、あるプライベートの問題を解決するにあたり、
『もっとしっかりしなくっちゃあ』と思うことがあったんです。
それは、そう思うことが大切な局面だったんですが、その思いが強くなりす
ぎて抱え込みすぎになってしまってたようで、自分でも知らない間に元気が
少しなくなっていたようです。
そこで、ありがたかったのが友達の存在なんです。
僕は、誰一人と相談をしていなかったのにも関わらず、友人達が僕に近づい
てきて僕のことをサポートしてくれたんですね。
抱え込みすぎにてたのものを吐き出させてくれたり、僕の悩みを受け止めて
くれたり、僕のことを気遣ってくれたりと、その友人なりのサポートをたく
さんしてくれました。
僕から相談はしなかったんだけど、僕のことを見ていてくれてたんでしょうね
それは、とても嬉しいことでした。
その時、僕は「一人じゃなかったんだなー」って思ったんです。
そう思った時にとても癒されました。
私たちは、『もっとしっかりしなくっちゃあ』と持った度合いだけ、自立心
が強くなり、一人でなんとかしなくっちゃと思ってします。
一人でなんとかしなくちゃと思った度合いだけ、私たちは心のどこかで孤独
を感じてしまいます。
『一人だなー』ってね。
この心のどこかで感じている孤独感が心の苦しみを作ってしまうんですね。
そして、つながりや、人の助けを益々求めなくなっていきます。
でも、真実はあなたは一人じゃありません。
どこかで、あなたを見てくれている人、あなたのことを思ってくれている人、
どこかで、あなたのことを気にかけてくれる人がいるでしょう。
あなたが助けを求めた時に、あなたのことを思ってくれる人、あなたのこと
を考えてくれる人、気にしてくれている人が世界中のどこかにいると思いま
せんか?
その思いの量や、表現方法はの違いはあるかもしれませんがそんな人はいる
と思いませんか?
問題が出てきた時、悩んだ時、苦しい時には誰かに助けを求めてくださいね。
あなたは一人じゃありませんから。
もちろん、僕もその一人になりたいと思います。
by 原裕輝