●心に響くやさしさ

私は音楽が好きでコンサートやライブによく足を運びます
音楽が好きと言うよりも
ライブが好きなのかもしれません
高校生の頃に行ったコンサートにがきっかけだったのですが
CDで何度も聴いていた曲が
こんな風に演奏されているのか!!
すごいギャップでした
そのコンサートに行っていなければ
こんなにもその曲が皆に愛されていることを
知らずにいたままだったでしょうね
こんなことなら、この曲をもっと聴きこんでおけば良かった
そう、感じたほどです(^^;
それ以来、数えられないほど足を運び
『生』で一度しかないステージを楽しんできました
同じツアーでも会場が違ったり、
お客さんが違ったり、
アーティストのコンディションが違ったりと
盛り上がりや雰囲気は異なったものになるんですよね
アーティストとお客さんが一体化したステージ。
その時感じるエネルギーと言うのは
言葉で表現できるものではないのですが
会場中の人の心が響きあっているそんな風に感じられて
生きている幸せと言うものを感じられますね(^^)
そんな私は、数年前に初めて野外コンサートに参加する機会を得ました。
夏も終わりに近かったのですが
小雨が降っている、天候の悪い河口湖と言うこともあり、
気温は一桁でした・・・・(;;)
その気温に反して
都心の会場とは異なり、車の誘導から会場整備までが
町の人でまかなわれているようで
会場が温かい雰囲気に包まれていたんですよね
寒さに震えながらも、ステージが進み
会場中の人が寒さに絶えるという共通の思いを抱え、
一体感が生じていました。
会場に居るスタッフの温かさと
心揺さぶる演奏とハートフルなMCなどに支えられ、
心は温かさに包まれていました。
コンサートの終わりというのはいつも
『最高に楽しい』という思いと共に
『終わってしまう寂しさ』もあります・・・
そんな気持ちの中、アンコールで数曲のア・カペラが歌われ
もう、これで終わってしまうんだな・・・
この野外ライブを楽しんでいる全ての人がそう思ったとき
背後から花火が上がったんです。
3階にいた私達の目線の高さで上がっているんです
花火を目線の高さで見るのはもちろん
生まれて初めてです。
その花火の鮮やかな美しさ。それと共に
その演出を用意してくれていたアーティストの気持ち
そして、何よりこの寒さの中
最後まで花火の準備をしてくれていたスタッフの方の気持ち
それが温かく、嬉しく感じました。
きっと花火の一つ一つをあげるときに
私達に楽しんでもらいたい。
そう思いながら心をこめて
打ち上げてくれているように感じ、
「花火の響き」や「花火の輝き」全てが
きらめきながら、やさしく心に響いてきました。
一緒に参加した友人以外は見ず知らずの人ばかり。
恐らく回りの人達も同じでしょう。。。
でも、そのホール中の人達全ての中に
まるで音楽が響くように
『やさしさの波』が響き渡っていたのではないかと
私はそう思います。
渡辺 晴美

この記事を書いたカウンセラー

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