まだ、夏の余韻が少し残っていますが、
これからの季節はバイクでのツーリングでは、風が心地良いですよね。
それを無視するかのようになぜか冬の出来事のお話なのですが(笑)
高校1年の冬のことです。
私が、家で夕方の再放送を見ながら、寒い冬は家の中が一番!(^^)ゞと、
くつろいでいると父が帰ってくるなり
「教習所行くぞ!」と一言。
バイクの免許を取りに行かせたいようです。
???
そりゃぁ、いつかはバイクの免許を取ろうかと思っていたけど、
何も高校のうちに取らなくても・・・。
どうせ、学校へは乗って行けないんだから・・・。
しかも、今冬だってば!真冬!
それに、原付の免許さえ持ってなかったんですよ!
当時父は、弟の口車に乗せられて(笑)
車を売って1台のバイクを購入していたのです。
久しぶりにバイクを買ったものの、一人で乗っているのはつまらないらしく、
そこで、「免許が取れる年齢」に達している私に白羽の矢が立ったわけです。
夕方にくつろいでいる人間にとって、その時間から出かけることほど
面倒なことはありません(^^;
渋々教習所に連れて行かれました。
バイクの免許を取得されている方はご存知でしょうけれど、
バイクの免許取得のために、教習所に入る前にテストが
テストがあるんですよ。テストが!
まぁ、テストと言っても、倒れているバイクを一人で起こすことが
出来るかということなんですけどね。
一人でツーリング中に転倒しちゃった時に一人で起こせないと
大変なことになっちゃいますからねぇ。
そんなことは知らない私は、教官らしき人から、
「はい、起こしてみて」とにこやかに指示を受けたのです。
* @?!?
なんですと!これを起こすの?と言う感じで、よほど私は戸惑っていたので
しょう。
その教官が、「これ起こせないと、教習所に入れなんだよね〜」と教えてく
れました。
う〜む。そ・そうなのかぁ。ならばやってみますか。
とやってみるものの、バイクなどに興味のなかった私は、
腕だけで引きこそうとしているからか、バイクの方は一向に上がる気配を見
せませんでした。
つまり、10cmとか20cmぐらいしか浮き上がってない訳なんですねぇ。
「腕じゃなくて腰であげるんだよ」
と教えられても、その意味がわからないので、どうしようもありません。
腰を車体の内側につけて足(腰)から持ち上げて行くと、
楽に持ち上げることが出来るのですが、その事が良くわからなかったのです。
何度もやるものの、全然上がりません(笑)
そこで見かねた教官が、別の1バイクを指して
「これで出来なかったら、もうダメだからね」と。
そのバイクはガソリンが入っていないので、一番軽い状態になっているもの
でした。
『最後』と言われたからには、全身の力を振り絞って持ち上げました。
もちろん、上がりましたよ♪やっとのことでしたが・・・(><)
そんなこんなでやっと入所できた教習所では、
どの教官も「彼氏にバイクの免許取れって言われたんでしょ〜」
と私が父に無理やり連れてこられた事など全く信じてもらえず(;;)、
バイクの教習は所外に出ないので、殆どクラッチを握りっぱなしの状態&
寒さで手がかじかんだ状態で腕が痛くて使い物にならないと言う教習所生活
でした。
そんな冬の教習所では、教官も同じ思いらしく、寒さのために
人との距離感が短くなるんでしょうね。
休憩中にはストーブで暖を取りながら、やさしく声をかけてもらったり、
バイクの楽しさや、教官の体験談などを聞かせてもらいました(^^)
主に、こういう寒い時の体験談でしたが(笑)
そのおかげで寒さ対策の方はバッチリになりましたね。
教習所ってなんか厳しくて、いい子にしてないと合格もらえない。
と言う感じが漂っていたり、
免許を取るまでの通りすがり。と言うような部分もありますが、
私にとっては、とても思い出深いところでもあります。
時々、その教習所の前を通ると、懐かしく教習車を眺めてしまいます。
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