4月の初めには入社式や入学式の帰りらしい人をよく見かけましたね。
希望に満ちた新鮮な空気と新しい世界へ向けての緊張感が何ともいえないです
ね。
私の大学の入学式は、ある意味思い出深いものでした。
中学生ぐらいまでは、私は「雨女」でした。
高校生ぐらいになってその汚名を
挽回できたかのように思っていたのですが、大学の入学式当日は『曇り』でし
た。
私が入学した大学はちょっと遠くて、自宅から電車ですと2時間半ぐらい、車
で行くと1時間半から2時間ぐらいで着きます。
両親も出席すると言う事で、車
で行くことになりました。
雨が降らなくてよかったねぇ。何て話していたのもつかの間。見る見る天気は
変わって、空は黒い黒い雲に包まれていきました。
降り出した雨は、はっきりいって『横殴り』の雨です。
まるで台風のような雨
でした。
真横に向けて降っている雨に出会ったことがあるでしょうか(笑)
本気で横向きに降っていたんですよ。
こんな日に、こんな雨に降られるなんて、「雨女」から抜け出せてない物だな
ぁ。と苦笑してしまいます。
と言うよりも、それを通り越して、あまりの雨の
降り方に、逆におかしくなってしまいました。
振り出した時は、まだ車中でしたので、今から土砂降りの中での入学式に向け
て心の準備をしなくては・・・。
土砂降りの入学式のシミュレーションです(笑)
そんな豪雨の中、ふと周りの景色を眺めていると、どういうわけか、向こうの
方の空は明るいんですよね。
「!」これは、期待できるかも知れないと思いました。
だって、私達の進む先
の空が明るいのですから。
強いて言えば、雨雲と同じ方向に進んでいた場合は、最悪なことになりますが
・・・(笑)
大学に着く頃には、無事に晴れ間が現れてくれました。
と言うよりも、狐に化
かされたかと思うぐらいに雲ひとつない程の快晴になっていました(^^)
まるで、自分の人生のようだねぇ。と笑いながら話していたのですが、その晴
れ渡る空が何かを暗示していたかのように、私の大学時代は遠距離通学にもか
かわらず、本当に楽しく過ごさせてもらいました。
逆境の中でも、大逆転があるというような人生を感じるには十分の経験でした
ね。今思えば、それが最悪の状況に見える中にも大逆転があるという事を感じ
た最初の経験だったのかもしれませんね。
今では、完璧な「晴れ女」とまでは行きませんが、曇り女ぐらいとの間をうろ
ちょろしています(笑)
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