何の縁があってか最近、ある億万長者の方と行動を共にすることが多くなって
います。
この方のパーソナリティはすごすぎて簡単には語れないのですが、わかりやす
いところで言うと、150キロのベンチプレスを軽々と上げられる肉体を持った、
学者さんです。
要は、心身共に洗練された成功者なわけです。
彼は学者さんなので論文は読みこそすれ、本屋さんに売られている自己啓発本
のようなものはほとんど読みません。すでに成功していますし。
でも、僕はそういった類の本をよく読むからわかるのですが、彼の哲学、考え
方はそれらとほぼ一致しているんです。
お金のことは考えないとか、やりたいことをやるとか、人に頼めるものは人に
やってもらうとか、自分への投資は怠らないとか・・・。
そういった数々の語録?を伺う中、先日、僕にとっては斬新な考え方を一つ聞
きました。
それは、
「人生はなるようにしかならない。それを受け入れること」
というものです。
これをビンボーな人が言っていたとしたら、それは諦めムードのようなものに
聞こえますが、相手は億万長者です。
だから、ちょっと突っ込んで聞いてみた
んです。
すると、
「一人ひとりにやってくる人生の波のようなものは、どんなに抵抗しても無駄
だから、受け入れてベストの選択をするほうがよい」
ということらしいのです。
う〜ん、深いなぁ・・・、と考え込んでいると、その人がポツリと言いました。
「でも、世の中にはいい波が来ているのに動かない人って多いんだよね。あれ、
なんでなんだろう?」
・・・多分彼にとっては、人生の中にある流れを読むことは当たり前なのでしょう。
だから、豊かになってゆくことは自然なことだったのかもしれません。
ただ、その流れに乗るための行動の中には、少なからずリスクを取るような場面
もあったことでしょう。そのリスクを取ることが冒険なのか、無謀なのか。それ
を理解するのは難しいのかもしれません。
冒険と無謀さって、紙一重だと思います。
なんのあてもなく時間や労力を費やして何かにチャレンジするのは無謀ですが、
失敗を恐れすぎて行動に移さないと、人生が滞ってしまいますからね。
人生を豊かにするための秘訣を聞けたような気がします。
あとは実力だなぁ・・・(笑)。
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