◇休みをとる 〜箱根にて〜

皆さんこんにちは。
世間はすっかりクリスマスムードですね。僕はどちらかというとクリスマスと
いうイベントより、クリスマス後のケーキの安売りのほうが気になる性質なの
ですが、世間の浮かれムードは大好きです。
騒げる時に騒げばいいじゃないの
よ、と思っている自分が好きな高橋 大が、今回のコラムをお届けします〜!
激しく運動などをすると、体は痛みをメッセージとして放ちだします。
だから
人は大抵、体を休める必要があることに気付きますよね。ところが心に関して
は、メッセージがわかりづらいと思いませんか?ビミョーに頭の回転が遅くな
ったり、なんだか本を読んだり音楽を聴くのがわずらわしくなったり・・・。
予定通りの時間に起き、予定通りの支度をして、予定通りに家を出たのになぜ
か遅刻してしまった時、僕は休む事を決めました(遅すぎるって)。
カウンセリングサービスのメンバーの多くは温泉が好きなのですが、僕はあま
り温泉のことは知らなかったのです。
聞くところによると温泉には源泉掛け流
しと循環風呂というのがあって、前者はとっても気持ち良いとか。僕は過去を
振り返ってみたのですが、多分循環風呂にしか入ったことが無く、源泉掛け流
しの天然温泉というものにとても興味があったのでした。
そうだ、この機会に温泉に行こうと思い、一番近い温泉街である箱根に3泊4
日で行ってきました。
まず思ったのは、箱根って近いな〜ってことです。
行こうと思えば、行く気になれば1時間強で行ける程度の場所なのに、心の中
では自分を休ませる事のできるこの場所をとても遠くに感じていたようです。
「忙しい」という感じは「心(こころ)」を「亡う(うしなう)」と書くんだ
ぞ!なんて金八先生が言いそうですが、なんだか納得しました。
ハードに働い
ている人にとっては、心を休ませるという発想がうしなわれやすいかもしれま
せんね。
これを読んで何かが心に引っかかる人、たぶんあなたは心が疲れてい
ることでしょう(笑)。
今までの人生でしてきた旅行を考えると、多分僕にとってのベストは2泊3日
だったと思います。
でも今回はあえて3泊4日にしてみました。
多くの人は、
休むなら2週間ぐらい休んだほうがいいと言うのですが、さすがにちょっとそ
れは厳しかったので、1日だけ多めに。これは自分の中でとても大きかったで
す。ゆっくり休めるのが1日だけなのと2日あるのでは全然違いますからね。
今回いい宿を探してくれたのは彼女だったのですが、温泉に行くにあたっての
一抹の不安は、彼女が「つまんない〜」とか言い出さないかなぁ、ということ
でした。
が、それは僕の思い違いに過ぎなかったのです。
いやぁ、寝る寝る!
僕に負けず劣らず惰眠を貪っておりました。
なんか、なんか人生とかに疲れて
るんじゃないだろーか、彼女は・・・。
初の天然温泉にはかなり期待していたのですが、やっぱり違いますね。なんか
気分は良くなってくるし、最初の数日は入るたびに眠くなりました。
そして日
が経つごとに、あぁ、自分は疲れていたんだなぁととても実感できたのです。
とても有意義な時間を過ごしたあと日常生活に戻ってみると、やることは何ら
今までと変わらないのになんだかずいぶん楽にできている自分に気づきます。
心を休ませるって、必要な意味のあることだということを実感しました。
クリスマスの喧騒が過ぎると世間は年末です。
大掃除や年越しの準備も大切ですけれども、ゆっくりと何もしない時間を作る
事も忘れないでくださいね。
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この記事を書いたカウンセラー

About Author

自己イメージの変革・男女関係・人生の目的 を探す、などの分野を得意とする。 心の力学をわかりやすく説明する理性的な側面と、多くの臨床経験を通して培った直感的な把握能力をもってするカウンセリングに定評がある。 長期的な支持を受けることも多く、長い目で見守るスタンスを重視している。