3月、春ですね。
そして、卒業の時期です。
我が家でも、共働きの親を持つ娘が保育園・幼稚園合わせて5年の生活を終えようとしています。
お友達と会えなくなる寂しさを想うと涙を堪えながら、
ピカピカの一年生になる事も楽しみにしている様子。
そんな娘の成長に、親として感動の毎日を送っています。
そんな毎日ですが、私の中でも、卒業というテーマを意識してみました。
実は、ずっと抱えてきた問題がありました。
それは、卒業というより、完了するという事に関するテーマのようです。
約2年ちょっと前、私は、ずっと学んで来た心理学の国際コースの道を選び、
エントリーしました。
それは、ずっと憧れてきた事だったけど、必死に歩いてきた道のりの先にあり、
実際、その地点に来た時は迷いました。
それでも、その頃の流れは勢いがよく、一つの終了過程を終えると、
すぐに次の国際コースを選択し、その流れを止めるよりは、
チャレンジしてみる事を選んだのです。
だけど、結果は、落選。
国内審査は合格したけど、国際審査で落ちてしまいました。
エントリーに必要だったのは、自分のビジョンを示し、
自分の成長の道について書かれた申請書を提出し、
先ずは、国内にいる国際コースに入っているチームのメンバー一人一人による採点がされました。
ここでは、私の人間力や才能を採点され、
同じチームのメンバーとして受け入れるかどうかの評価を受けました。
私は人間力を採点され、評価を受けるのは、初めてのことで、
この過程が一番怖かった事とも言えると思います。
だから、ビジョンを見つめ、
私に投げられる声を受け入れてみようと決意し、その結果を受け取りました。
人から見た私。
この声は、私を勇気づけるものもあれば、
受け止めるのに時間を要しもしました。
それでも、この声を聞いたおかげで、
私は性格に関する問題までも見つめる事ができました。
性格が出来上がるのは16歳ごろまでとされている説が多いので、
私も、自分の性格を変えるのは難しいと思っています。
でも、この性格を受け入れながら、
人生を歩んでいく事による違いは大きいと思います。
私の先生は、「今の状況は全て自分が選んだ事」と言います。
カウンセリングを受け始めて、
ずっとこういう見方もあるのだと受け止めてきたけど、
この審査に落選してからは、ここ数年、正直言ってこの考えを否定したい気持ちで一杯でした。
たぶん、前に進もうとして選択した結果の中で、
このように挫折と感じるような出来事に出会ったのは、
私の人生では初めてのことだったと思います。
何故なら、私は、いつも安全コースを選んできたから・・・
でも、今言えるのは、この大きなハートブレイクを癒すためにあった出来事は、
もうほとんど癒えた事を感じ、完了し、手放す時期に来たという事です。
私はこの数年、結果ばかりをみて、泣いて引きこもっていました。
ここでいう引きこもりとは、自分の価値を小っぽけに見て、
自分の存在を現さないようにすることです。
と言っても、生活や仕事に影響性が出るような方向ではなかったと思います。
それは、私を支え、助け、励まし、笑わせ、私を必要としてくれた人がいてくれた事、
これらがあったからです。
ありがとう!!
私の愛する家族や友人の皆さん、私を必要としてくれているクライアントの皆さん。
人生には、色んな事があります。
でも、あきらめなければ、次の章が見えてくる。
この体験で、大きな挫折を知りました。
そして、こんなに痛い体験でも超えられるということを知りました。
今、それでも笑っている私に出会うことが出来ました。
私を応援して下さったみなさまの愛を感じます。
こんな私が、これからお返しできる事は何でしょう?
私は、ここにいます。
もう「死にたい」なんて、言わない人生にしたいって思ってるのだけど・・・
やっぱり「生きる」事を選択し続けるのも難しいと感じた出来事でした。
だから、「生きる」事を、もっともっと選択し、自己責任を取り、
人生の本当の意味を受け取る必要があると感じています。
3月、娘の卒園と共に、私も娘に誇れる母であり女性でいたいから、
この大きな傷を手放し、完了していこうと思います。