3月ですね。転勤の季節だったり、卒業の季節だったり
今までの関係や環境からの変化の時期でも
あるかもしれません。お別れの季節といわれますが。
でも、お別れ・終わりと言うのは、同時に始まりでもあります。
出会い・スタート!新しいステージ!動き出すには、ぴったりの時期かもしれません。
全てが、芽吹き、生き物の息吹が聞こえてくる季節!
さて、何を始めようか?と考えながら
とりあえず。窓をあけて空気をいっぱい吸い込みました
はぁ〜!いい気持ち!!
来月には、私の大好きな桜も見ることが出来ます。
街には、色とりどりの花々が咲き乱れて、大好きな雪柳も
満開をたくさん見れるといいなぁ〜と、今から、想いをはせています。
さてさて。お話は変わって、我が家には、ネコが1匹居ます。
体は白くて、耳のところに「マロ」のような?(笑)
黒い斑点が2つ。シッポが黒いネコです。
はい。雑種です。
しっぽも曲がってますが、とってもかわいくて
とっても綺麗なネコです。
目が緑でセクシーです。
はい。親ばかです(^_^)v
ウチのボウズ(息子)が小学2年生のときにやってきました。
ボウズは、この4月に中学2年になりますので、もう我が家へ
来てから、6年がたとうとしてます。
このネコ。名前は「あ〜ちゃん」と名づけました。
貰い受けたときから、名前が「あ〜ちゃん」でした。
元飼い主さんにお伺いしますと、鳴き声が「あ〜・あ〜」って
聞こえるので、とのことでしたが、本当にあ〜あ〜鳴きます。
お返事ネコちゃんです。
「あ〜ちゃん!!」って呼ぶと返事をします。
とっても甘えん坊さんです。
こう、パソコンの前に居ると
必ず、ヒザに乗ってきて、ヒザの上でグルグル回ってくれます。
お仕事から帰ってくると、必ず、玄関先で待っててくれます。
私が行くとこと、どこでも着いてくるぐらいの甘えたネコです。
夜中。家中の電気が消えると鳴きませんが。朝、私の目覚ましがなると
部屋をあけろ!とぎゃ〜ぎゃ〜鳴きます。
食材なども、取ったり、粗相をしたことの無い、とってもかしこいネコです。
さてさて、堂々の親ばかぶりですが、ウチのネコ自慢です(笑)
この子が、おうちに来たときのイキサツなのですが・・・
私は、長女が小4・ボウズが年長さんのときに離婚をしました。
フルタイムで働いて、バタバタと忙しい生活が始まりました。
当時、保育施設で働いていたのですが、小学校に入りたての息子を
おうちへ残して、夜に会議だとか、残業だとかをこなさないと
いけないことが多くありました。
夜も、ご飯の用意はしてますが、長女にお願いして
2人でご飯を食べておいてもらうことも、よくありました。
当時の私は、子どもに一緒に居てあげたいのに、居てあげることが出来ない
寂しがっているのではないかな。とか心配だな。とか
ごめんなさいばかりを胸の中に押し込めていました。
そんなときに、少しでも寂しい想いをしなくて済むように
と考えて、ネコを飼うことを決めました。
長女やボウズに話すと大喜び!で、地域の情報誌から、ネコを
もらってください。と言う記事を探し、電話をかけました。
ネコの里親さんは、大きなゲージに2匹のネコを
つれてきてくださいました。
「あのぉ・・・2匹は飼えないのですが・・・」と話すと
「いえ、いつも、2匹づつつれて来るんですよ。
で、数日、一緒に過ごしていただいて、どっちがいいかを
決めていただきますので」とのこと・・・
(げっ?数日とは言え、2匹もお世話するのか?(タラーリ))
と・・・一瞬、ひるみましたが、まぁまぁ・・・
ネコ様と、飼い主さんを大事にされてるんだと受け入れることが
できましたので、2匹、置いていっていただくことに。
しばらく、大変でした。
(~_~;)
「そんなとこに、どうやったら?入れるの??」ってとこに
2匹のネコが逃げ隠れします。
そうして、出てこない。一応、トイレの用意もえさの用意も
してますが、2匹ともが、ハンスト状態でした。
近づくと「ふっ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!」って
ものすごい勢いで、威嚇されるのです。
(~_~;)
ベットの下。テレビのウラ。食器棚と壁との間。
洗濯機の裏側。食器棚の上。
粗相をされないか?と、どきどきしながら、しばしにらみ合いですわ。
ボウズもおねえちゃんも、早く出てこないか?とワクワクする分
ネコが出てきたら、わぁ〜〜〜って寄って行くので
余計に隠れてしまったりしていました。
しかし、3日が過ぎるころに、あ〜ちゃんの方は
人間が居ても、ごはんを食べるようになってきましたし
テレビをみんなが見てる横で、ちょこんと座ったり
丸まったりするようになりました。
もう1匹のネコは相変わらず。
5日が過ぎるころ。あ〜ちゃんは、すっかりボウズに触られても
ごろごろ言うようになりました。
もう1匹は、ガンコにも相変わらず。
そうして、里親さんが、迎えにきてくれました。
「どっちにしますか?」って聞いてくださったときに
「こっちの、白いほうにします!」って話すと
「えええ??????」って驚かれてしまいました。
そうして・・・・・里親さんが、涙ながらに・・・・
「このこねぇ〜どこに行っても、返されてくるんですよ〜
なじまないって言うてねぇ〜!家では、一番の甘えたでね。
ウチの主人のヒザの上から、離れない子なんですよね。
だから、今回も、きっと戻されるのはこの子だろうなぁ〜って
思ってたんですね〜!!!
だから、よかった〜!って思ったんですよぉ〜!」
って、おっしゃるんですよね。
そうして、あ〜ちゃんに向かっても、話しかけられて
「あんたっ!よかったなぁ!!!!
やっと、大好きなお家、見つかったなぁ〜!
大好きな家族が、見つかってよかったなぁ〜〜〜!!!
かわいがってもらうんやでぇ〜〜〜!!!」
って、頭なでなでしながら、泣いてらっしゃるんですよね。
本当に、大事に大事に育ててきたわが子を
幸せを祈って手放すようにして、喜んで下さったネコなんですよね。
そんなこんなで、6年。我が家の家族として、仲良く
暮らしてくれているネコさんなんです。
でも、きっと、動物との出会いにも、「縁」って言うのがあって
きっと、このあ〜ちゃんは、ボウズが寂しくないように
我が家に来てくれたんだろうなぁ〜って思います。
いっつも、ボウズは、あ〜ちゃんを抱っこして過ごしてきました。
抱っこして、ネコの体に顔をうずめて、ぐりぐりするんです。
顔中、毛だらけになりながら(笑)
服も、毛だらけになりますから、学校に行くときなども
毛を取る作業だけでも大変です。
中学になったら、少しはマシになったものの
それでも、相変わらず。しょっちゅう、ネコの毛だらけのボクです。
いまだに、ボウズはあ〜ちゃんが大好きです。
そうして、あ〜ちゃんも、ボウズのすることは、されるがままに
なってやってくれています。
本当に、お世話になっておりますのですわ。
そういえば、うちの実家にも、ネコがたくさん居ました。
多いときには、7匹居ました。
夜に、両親が仕事で居ない夜。寂しさをネコがたくさん埋めてくれました。
一緒に眠ってくれました。
私自身も、ネコにお世話になってましたね(^_^)
そうして、今も、あ〜ちゃんは、ごろごろと私のヒザの上で
ぐりぐり回っています。
小さいころから、お世話になったネコさんたちへの恩返しとしても
お別れの日が来るまで、今は、この子を、
これからもいっぱいいっぱい、愛して、大切にしてあげようと思うのです。
ありがとうの想いをこめて(^_^)