最近、身近にいるある人から、こんな話を聞きました。
なぜ僕に話して聞かせてくれたのかはさておき・・・。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ある若者が就職活動をしていたけれど、なかなか仕事が見つからなかった。
そんな折、木こりをやっている親方が声をかけ、その若者はやっと仕事に就く
ことができた。
「一生懸命頑張ります!」
若者は仕事を与えてくれた親方に感謝し、真面目な性格も幸いして精力的に仕
事を始めていった。
初日はたくさんの木を切り倒し、親方と共に若者は喜んだ。
もっと親方を喜ばせようと、若者は来る日も来る日も一生懸命頑張った。
しかし、だんだん1日に切り倒せる木の量が減ってきたのである。
若者は焦り、労働時間を増やして頑張ったが、どんどん減っていった。
なんで減るのかわからないけれど、せっかく手に入れた仕事だし、努力するし
かないと考えて頑張った。
そんなある日、親方が若者に一言、こういったのである。
「最後に斧を研いだのは、いつだい?」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
一つのことにエネルギーを注ぎ続けることができるのは素晴らしいこと。ただ
努力の方向性が正しくても、自らを振り返る時間を適度に持たないと、不毛な
時間を過ごしてしまうかもしれません。
激しく体を動かした次の日、筋肉痛になった経験は誰にでもあると思います。
痛みを通して「ちょっと頑張りすぎちゃったかな」と感じることはできるでし
ょう。体はシンプルですから。でも心はわかりづらいですよね。
もっとやれる!と思ったり、やらなければいけない、という思いを通して動く
ことはできるものです。
でも、なぜかわからないけれども能率が落ちてしまっ
ていたり、やる気が起きなかったりすることはありませんか?
そんな時は、気分転換が必要なのかもしれません。
斧は研ぐことで、本来の切れ味を保てるから。
明日からゴールデンウィークです。
皆さんは、どう過ごされますか?
高橋大のプロフィールへ>>>