娘が生まれて4ヶ月。
ということは、僕が父親になって4ヶ月なわけです。
3日会わない間に大きくなっていてびっくりしたり、声を上げて笑うその姿に天にも昇るような気持ちになったり、ちっちゃなちっちゃな手で僕の指をギュッと握りしめられてハートをズキュン☆と撃ち抜かれたり… と、日々楽しませてもらっています。
もう、彼女の全てが愛くるしいのです。
「ここがもうちょっとこうだったらなぁ…」とか、「ここがダメだ」というような、否定したり責めたりする要素がないんです。
親バカなのは重々承知しています、ハイ(汗)
もとい。
彼女のおかげで「幸せとーちゃん」させてもらってますが、父親になってから、自分の父のことを思うことが多くなりました。
子供の頃、僕と父との間には距離がありました。
父の仕事柄一緒に過ごす時間が少なかったという環境や、父が表立って感情表現をすることが多くなかったことなどから、父がなんだか遠い存在のように感じていたのです。
小さい頃、僕は父に対して不満がありました。
僕は、父に誉めてもらった記憶がないのです。
誉めてもらうだけでなく、「ああした方がいい」「こうしちゃだめだ」と、意見されたこともほとんどありません。
父に言われたのは、「好きにしたらえぇ」「祥典やったら大丈夫や」くらいのものです。
僕にはそれが父から見放されているような感じがして、1人ぼっちで心細く、寂しくて惨めな気持ちを感じ、「誉めてほしい」「教えてほしい」「支えてほしい」といった思いが満たされることはありませんでした。
そして、こんなふうに思っていました。
「お父さんは僕のことがあんまり好きじゃないんだ、だから夜も日曜日も家にいないんだ」
「お父さんが誉めてくれないのは、僕がダメだからなんだ」
大人になった今では、それが真実ではないことを頭で理解することができますが、それでも、心では「愛されていたんだ」と感じて納得するまでには至っていませんでした。
ところがです。
すごく重大なことに気づいたのです。
僕はこれまで父に誉められたことがないと腐っていました。
でも、誉められたことがなかったかもしれないけど、否定されたこともなかったのです。
結構な放蕩息子であると自覚があるくらいですから、父にとって、眉をひそめるようなことが何回もあったことでしょう。
意見したかったこともたくさんあったでしょう。
それにもかかわらず、一度もないと断言してもいいくらい、否定されたことがないのです。
僕に言うのは、「好きにしたらえぇ」だけ。
「否定されていなかった」
それは、「僕を傷つけた」「僕に寂しい思いをさせた」「僕に自信がないのはお父さんのせいだ」「僕の求めるお父さんではない」と、心の中で何百回何千回とさんざん父のことを否定し責め続けてきた僕にとって、雷に撃たれるくらいの大きな衝撃でした。
「否定しない」
それが、父の愛だったのです。
頭頂から足先まで駆け抜けた電流のような衝撃と共に、父に対する否定の気持ちや責める気持ちが心の中から消えてなくなっていました。
否定せずに全てを丸ごと受け入れてくれる。
信頼して自由にさせてくれる。
僕の気持ちを尊重してくれる。
否定しまくり、コントロールしまくりの僕にとって、それは欲しいものであると同時に、あり得ないものでした。
でも、それがあったんです!
欲しい欲しいと臨んでいたものを、僕はもう手にしていたんです!!
こうして、僕の心の中の一つの戦争が、終わりを迎えました。
僕に気づきをもたらしてくれ、この戦争を終わらせてくれたのは、否定するところを一つも持ち合わせておらず、愛さずにはいられないところしかない、僕の娘です。
うちの娘、すごいでしょ!?(笑)
娘よ、君があふれるほどの幸せと喜びの人生をスキップしながら進めるように、とーちゃんが一足先に幸せ街道をまっしぐらに進んで、道を作っておくからね!
3件のコメント
素敵なお父様ですね。
否定しない
好きにしたらええ
木村さんなら大丈夫・・・
なんて本当に大きな愛です。
そして今の私に父と母がその愛をくれそうとしていることに気づかされました。
ありがとうございます。
そして、木村さんが、娘さんに
一足先に幸せ街道まっしぐらに進んで、道を作っておく・・・って言葉をかけてて、
とっても心強くて頼もしい父ちゃんです。
すてきだなって思いました。
木村カウンセラー、応援しています。
幸せ街道をみんなにシェアしてくださいね☆
楽しみにしています^^
追加。
木村カウンセラーの娘ちゃんもすごいんだと思うのですが、
否定するところがない・・・
と思える木村カウンセラーもすごい愛情の持ち主だと思います。
私は、今そう思えないので。
これからもたくさんの愛を届けてくださいね。
これからも私に愛を教えてください。
日々のご活躍、応援しています。
素敵なお話ありがとうございました。
優しい気持ちありがとうございました。