秋の紅葉から本格的に冬の空気がし始める今日この頃。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私は、先日冬の愉しみとして、しいたけとしめじとなめこの栽培セットを購入しました。
元々、植物を育てるのが大好きで、その延長上で数年前より冬場は自宅でしいたけ等のきのこの栽培セットを購入し、自宅で育て、それを美味しく頂いています。
育て方は、きのこの菌がついている菌床に毎日シュッシュと霧吹きをかけるという、シンプルなものです。
もちろん、その栽培セットを置く場所や、気温、湿度に気をつけないといけませんし、栽培セットが乾かないように気をつけないといけません。
なので、しいたけを自宅で栽培してるという話をすると
「大変そう」
「めんどくさそう」
「スーパーがあるじゃない?」
という声もちらほら耳にするんですね。
でも、ハマると愉しいしいたけなどの栽培かな、と感じる訳でございます。
さて、その愉しいしいたけなどの栽培を通して、感じた事があるんです。
それは、物を育てる時の根気や状態を見る目や、摘み取るタイミングとか。。。
きのこの栽培プロセスといいますか、その工程を通して色々な学びや気づきがあったんですよね。
きのこを育てるという事は、日々きのこと向き合い、きのこの気持ちに添い、きのこと対話し、そしてきのこを日々愛する、という工程を踏まえていくんです。
(あくまでも、これは私の主観でありますが)
焦っても、のんきに構え過ぎてもきのこ達は思うように育ってはくれないんです。
じっくりと、見てあげてそして慈しむ。
だからこそ、すくすくときのこ達は育っていくんですね。
そして、きのこの成長プロセスを見守る側に自分自身が立つ事で、もし自分自身がきのこの立ち居値で、自分の今の視点はずっと見守って応援してくれる誰かだったらと思うと、色々深く感じる想いや感情が出てくるんですね。
時に、とても心配してみたり。
時に、『大丈夫だからすくすくと育って』と応援してみたり。
時に、そのきのこの開きそうな傘を優しくなでてみたり。
時に、水のやり過ぎはいけないからと、少し環境を厳しくしてみたり。
等々、色々な気持ちや想いできのこと接します。
でも、それは全てきのこ達がベストな状態で育って欲しいという想いを持ち、その中で自分に出来るベストというのを試行錯誤しながらもやり続けていく作業だとも思うんです。
そのきのこ達と接する気持ちと同じ気持ちや、想いを持って自分自身を見てくれているとしたら、それはても深い愛情や優しさでいっぱいなんだろうな、と感じたんですね。
もしかしたらストレートに愛情を示してくれる人もいるかと思うんです。
でも、中には厳しく接する事で愛を伝えてくれたり。
気づかれないようにそっと応援してくれたり。
色々な形や、表現で支えてくれたり、応援してくれたり、愛を送ってくれている。
そういう人がいっぱい自分自身の周りにいるんじゃないかな、とそう感じるんですよね。
でも、きのこ達を育てるにあたり、感じる事は、手助けや応援とかって出来る事ってある程度限られてくる事もあるんですよね。
なんとかしたくても、きのこ達の生命力を信じるしか無いという時もきのこを栽培する時に出てきたりするんです。
やれる所までやったから、あとは信じるだけ。
これも、私たちを支えてくれたり応援してくれる人の中にはそう想って、信じて待ってくれている人っていうのもいっぱいいると想うんですよね。
きのこ達の栽培を通して、普段の自分自身の周りにはいっぱいの愛や、大切に想ってくれている想い、そして応援してくれる想い、陰ながら支えてくれる人がいっぱい居るんだという事を再確認できました。
そして、良い機会を作ってくれたきのこ達に感謝です。
この冬を通し、いっぱいきのこ達を通し自分を振り返り、そして収穫したきのこ達を美味しく頂こうと、そう思っています。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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