手放せません

幼稚性が残っているのであります。
いい歳してバッカじゃないのって自分でも思うけど・・・
キャラクターものが、好きなんです。
ここ数年、私が贔屓にしているキャラクターは、ダントツ1位でキティーちゃん。もうサンリオの発展にどれだけ貢献してきたか分からないのです。
でも、このことはみんなには内緒なのです。
誰にも言わない私だけの秘密。
言えないわけではないんです。
言ってもいいんだけど、あまりに知れ渡ると大変なことになるから。なっちゃったことがあるから。
高校~大学時代、私はプーさんが好きでした。
もうちょっと大人になったら、さすがにキャラクターものなんて持てない(持ってますけど)、
今しかできない。思いっきりプーさんに癒されよう。
と思って、自分でもたくさんグッズを集め、「私、プーさんが好きなの。」って公言しまくっていました。
その結果ですねぇ、私への誕生日プレゼント、その他貢ぎ物、全てが、プーさんグッズonlyになってしまいました。
プレゼントされたプーさんは、一人暮らしの部屋のあちこちに展示することになる。部屋中真っ黄色(プーさん色)で埋め尽くされて、収集つかなくなってしまい、それは私が愛されているという証明になるのですけれど、全てを受け取るのに私の部屋も心も容量オーバー。
プーさんに飽きて、キティーちゃんに浮気し始めた時が一番大変でした。
最悪でした。
いただき物は基本的に捨てられない性質なので、貰った人の顔を思い浮かべては心を痛め、
「せっかくくれたのに、飽きちゃってごめんね。」
って懺悔しながらプーさん達を全部ダンボールに詰めて、今でも実家に保管してあります。
ま、そんな贅沢な懺悔をもう二度としたくないから、キティーちゃんが好きなこと、誰にも言わずに黙っているわけなのです。
でもね、嘘つけないというか、私はすぐ好き嫌いが顔に出てしまう人だから、キティーちゃんを発見した瞬間、顔が嘘みたいに和らぐんですね。だって、小さくて、丸くて、可愛いものを見ると、愛を感じちゃうんだもん。
(いつも愛を感じてなくてブスっとしてるってことになりますが。(゚-゚;)ヾ(-_-;) オイオイ)
キティーちゃん好きを隠すにはあまりにも巷にキティーちゃんグッズが溢れすぎている。いつの間にかバレてるんです。
バレた人からのプレゼントは、その時を境に全てキティーちゃんグッズに切り替わります。
またどんどん増え続けてしまう。事情を説明して、キティーちゃんグッズのプレゼントは消耗品がいいってリクエストしていますけどね。
それでも塵も積もれば山となる。自分でも買っているので、またまたキティーちゃんだらけの可愛すぎる部屋になってしまった。
今度こそ、今度こそ、キャラクターものは手放して、大人の女性になろうと決意し、自分で買ったキティーちゃんは全部捨て、いただき物は一つにまとめて収納。
完璧だった・・・はずでした。
私はこの時、手放したと思っていたのですが、実際は抑圧していただけだったんです。
抑圧したものは外からやってくる(教えてくれる)ことになるのですが、それが現実に起きたから。
断捨離が全て終了した2日後、突然こんなメールが。
「チョッパーいりますか?確か瑛子ちゃん好きたっだと思って・・・。」
仲良くしていただいている安池泰子カウンセラーから。
あぁチョッパーだぁO(≧∇≦)O!!
急に胸がキュンキュンしてきて我慢できなくなり、
「欲しいです!」即答。
チョッパーだけなら、ま、いっか。
チョッパーが我が家に、帰ってくるのね。ヤッタネ!!(v゚ー゚)ハ(゚▽゚v)ィェーィ♪
実は私、キティーちゃんの次にチョッパーが好きで、2日前にキティーちゃんと一緒に全部捨てちゃってたんです。
完全に隠れファンで、こちらの方は誰にもバレてなかったんですけどね、ただ一人を除いては・・・。安池カウンセラーはなぜか私の誰も知らない所を知っている。そして何の偶然か、いつも絶妙なタイミングで絶妙なメールをくださる。抑圧しちゃダメだよっていうメッセージだったような気がする。
しばらくの間、このチョッパーだけが私の癒しキャラクターとして活躍してくれたことは言うまでもありません。
そしてさらに、です。
バイト先のオーナーの計らいでキティーちゃんまで舞い戻ってくることに。
とっても従業員思いのオーナーで、去年USJに連れて行ってくださったんです。
グリーン車で!USJにはキティーちゃんがいます。
「キティーちゃん好きだから喜ぶと思って・・・。」って言うオーナーに、
「諸事情により、実はキティーちゃんのことを嫌いになる決意をした所存でございます。

とは言えず・・・。m(_ _;)m
キティーちゃん禁止令執行中の私にUSJは拷問と呼ぶに相応しい所でした。
キティーちゃんのアトラクションエリアがあり、キティーちゃんグッズ専門店がいくつもあり、
そしてUSJのキティーちゃんは下まつ毛が生えている。
ヤバい、可愛い、可愛すぎるよ。でもだめ、グッズは買っちゃだめ。(ノTдT)ノ
必死の抵抗も虚しく、下まつ毛付きキティーちゃんと引き換えに私のお財布からは福沢諭吉が飛んでいき~、
ハロウィンの時くらいしか役に立たなさそうな、頭に装着するキティーちゃんの耳まで買ってしまい~、
我が家にキティーちゃんまでもが帰ってきてしまったのです。
(ノ-o-)ノ ┫;:・.
人は元来、与えたい生き物です。
愛を与えたいのです。
プレゼントとして物を与えるのは、その手段の一つなのです。
そして、ちゃんと愛が伝わったんだなって、確信したいのです。
何をあげれば喜んでくれるのだろう…って、必死こいて考えます。
与える相手が私みたいな、いかにも金のかかりそうな高飛車なニオイのする女だったら・・・、
ブランド物でもあげないと納得しないだろうとか、ミシュランガイドに載ってる店にでも連れて行かないと文句言われそうとか、そう考えると、一体私を喜ばすのにいくらかかるのかと途方に暮れてしまいます。
そんな時に、キティーちゃんが好きで、キティーちゃんを見た瞬間、奇跡的な微笑みを見せることを知ってしまったら…、徹底的にキティーちゃんを与えてあげたくなるみたいです。
愛を与えた時に、あからさまに大喜びしてもらえることで、
与えてよかったな。こんなに喜んでくれるなら嬉しい。また与えたいな。
って人は思うのです。
キティーちゃんの顔が付いていれば何でもいいわけだから、案外私は安上がりだったわけです。
USJ事件をきっかけに勢いは加速し、
キティーちゃんのマグカップをプレゼントしてくれる人が現れ~
キティーちゃんのポーチをプレゼントしてくれる人が現れ~
とうとう私は腹をくくってメールで使うキティーちゃんの絵文字を大量にダウンロードしてしまい~
こっそりチョッパーのメモ帳を買ってしまい~
メールの度にキティーちゃん好きをさり気なくアピールするハメになってしまい~
コラムのネタにまで使ってしまい~、
でもその度にトキメキまくってる自分に気づき~
まだ手放す時期ではないのだと悟る。
私の「キャラクターグッズを手放して大人女子化計画」はしばらく延期のようです。
大人っぽく振る舞っているかと思ったら、少女のような笑顔を見せたり…ギャップのある大人女子を見るととっても素敵だと思うから、その路線を目指すってことで、キティーちゃんとチョッパーの件はこれでよしとするか…って、とりあえずそういうことにしておきます。
手放すって、難しい!!

この記事を書いたカウンセラー

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