幸せを許可する

こんにちは。堀池典代です。
私には、とっても可愛い姪がいます。
普段は違う所に住んでいるので、めったに会うことはありません。
春、彼女は狙っていた希望の大学には行けなかったため、浪人をすることを決めたと私に伝えてくれました。
彼女の頑張りは、たまに会って話を聞いているだけで分かっていたので、悔しかっただろうなと慮りました。
ある日、二人で、今回のための受験お守りを一旦お納めしようと、戴いた神社に詣りに行きました。
姪は、頑張り屋さんなので、表情も明るく、私の気持ちを配慮しているかのように見えました。
その道中、これから一年のこと、塾のこと、お友達のこと、行きたい大学のことなど、いろいろ話をしながら詣りました。
私は考えていました。
これから一年というのは、モチベーションを保ち続けるのは大変だろうな~と。
もし私が彼女だったら、浪人するんだから、親にも負担をかけるし、いろいろ我慢して過ごさなきゃいけない。楽しいことは大学に行ってからにしよう、これから一年は苦行期間だ…なんて思うだろうな。
しかし私なら、そんなテンションで、気分よく勉強が続けられるとは、どう考えても思えません。さらに、彼女にテンションを上げて次の受験に挑んでもらうためには、私に何がしてあげられるだろうか?と考えました。
話の中で、電車の定期券を初めて買って、塾通いをするということを聞きました。
そうだ!カワイイ定期券入れを買ってあげよう!
もう、ついでだ!定期券入れとお揃いの財布も買ってあげよう!!
私は、散財しても、来年のお祝いが出来なくても、今の彼女のテンションを上げることの方が大事に感じていました。
彼女にそのことを伝えると、とっても複雑な表情です。
遠慮をしているのがとてもよく分かりました。
彼女の気持ちも分かります。
合格した時のご褒美はいっぺんに受け取りたいってことも。しかし、もし今、買ってもらえるとなるとそれはそれで嬉しいんだろうなという気持ちがチラチラ伝わってきます。
私の思いも彼女に伝え、それでは気に入るのを探そうということになり、あれでもないこれでもないと時間をかけて探し回りました。
そうして素敵なかわいい定期入れと財布が見つかりました。
彼女は、とっても気に入っているようです。
私もやってあげられることがあって嬉しかったです。
その夜、彼女からメールが届きました。
「今日はありがとう。めっちゃ楽しかった。嬉しすぎてやばいです。
枕元に置いて寝るわ。ほんとに幸せな一日やった。」
と、ありました。
枕元に置いて寝てくれるなんて、なんと可愛いことでしょう!!
「やばい」は流行り言葉の最大級の褒め言葉。
彼女が心から私のしてあげられたことを受け取り、この状態が幸せだと言ってくれた。
私までも幸せな気分になることが出来ました。
ついつい私たちは、自分の喜ぶことを後回しにしてしまいます。
みなさんもひょっとして、手を伸ばせば届く幸せを自分が作ってしまったノルマで、隠したり後回しにしてしまっていませんか?
時には、先に手に入る幸せを自分に与えてあげるのもテンションが上がって次の意欲へとなりますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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