新しい旅立ちの季節

時折冷たい風が吹くことがあっても、晴れた日は心地良い春の陽射しを感じますね。
学生の方は春休みを過ごされていると思います。
私は“春休み”というと、そこから連想するのは、自分の誕生日です。
3月26日生まれなので、子どもの頃はたいがい三学期の終業式翌日に友達を招いて、お祝いをしたものでした。
今はトシを取りたくない年齢になってしまいましたが、その頃は春休みと共にひとつ年齢を重ねていくことが嬉しく感じられたものです。
春休みが終われば進級や進学が待っているので、いろんなものがリセットされる時期でもありますね。
今までで一番印象に残っている春休みは、高校3年生の時の春休みです。
私は高校を卒業したあと短大に進んだのですが、卒業式から入学式までの期間が約1か月ありました。
夏休み以外でそんなに長い休みは初めてだったので、何だかとてもウキウキしていました。
何よりも変化として大きかったのが、この時期に、みんながお化粧を本格的に始めたこと。
それまでも、目立たない口紅を塗ったり、眉を整えたりというようなことはしていました。
でも、実際に化粧品の美容部員さんなどに指導を受けながら基礎から始めてみると、今まであまり目立たず地味な印象だった友達が見事に化粧映えして綺麗になっていったのには驚きました。
まるで、さなぎから蝶になったような感じでした。
人間不思議なもので、いろんな人から「綺麗になったね。」とか「化粧映えしてるよ。」などと言われると、自信が出てくるんでしょうね。
友達の性格まで明るくなったように感じられ、着るものや髪型にも気を使うようになって、みるみるあか抜けていきました。
私もお化粧を始めてみましたが、最初の頃は慣れなくて、せっせと下地クリームやファンデーションを塗って、鏡を見ると顔だけが真っ白で首との色の違いがクッキリ!
なんていう始末でした。
それならと、ナチュラルメイクを心がけてみたら、お化粧しているのに、「化粧してないの?」なんて言われガックリしてしまいました。
歳月を経た今では、すっかり手抜きメイクです(^^;
ともかく入学式で久しぶりに会った友人たちの変化の程は、目を見張るものがありました。
皆、本当に輝いていましたよ。
それから、短大を卒業して社会人になった時のこと。
これはもう、未知の世界に飛びこむための大きな勇気が要りました。
入社式が4月1日だったのですが、式の最後に記念撮影をする時、ちょうど桜が満開でした。
暖かな春の陽射しと、満開の桜。
私たちの入社を祝ってくれているかのような気持ちになったことを、それから40年近く経った今でもよく覚えています。
今はもう、春休みとは関係のない生活をしていますが、それでも3月から4月に切り替わる時は、年度変わりということで、いつも気分一新で気持ちが引き締まります。
この時期、新しい環境に身をおかれる方は期待と不安が入り混じったような気持ちでいらっしゃることでしょう。
でも、まずは自分を信じて一歩踏み出してみてくださいね。
これから歩いていく新しい道が、あなたにとって最良のものでありますように!
そう願っています。
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この記事を書いたカウンセラー

About Author

1957年生まれのシニア世代。 自身の豊富な人生経験を生かした、自分らしく生きていくためのサポートが好評を得る。 得意ジャンルは、対人関係・自己啓発・恋愛。 “何かを始めるのに遅すぎることはない”の言葉通り、いくつになっても新しい人生を切り開いていけることを、身をもって実践している。