ココロとカラダ、内側と外側

こんにちは 近藤あきとしです。
プロカウンセラーになって8年、なんと初めてコラムに投稿します^^;
何を書いたらイイものやら、ずいぶん考えてしまいましたが
私の初チャレンジにどうぞお付き合いくださいませ。
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みなさんは日々の疲れを癒すため、自分にどんな良いことをしていますか?
私の最高の癒しのツールは、マッサージなんです。
なかでもタイ古式マッサージが、本当に全身がゆるむ感覚がして一番好きなのです
ちなみにタイ古式マッサージがどんなモノかというと・・・
2人で行うヨガ・怠け者のヨガ・気持ちよい瞑想、などなど様々な表現をされていて、
全身のエネルギーの通り道(センというそうです)を圧したり、
ストレッチで伸ばすことによって身体の気の流れ、血液の流れを促して、
健康な状態にしていくことを目指している、というタイの伝統技術だそうです。
私の地元には、もう10年くらい通っているマッサージ店があります。
お気に入りの2時間「王様コース」でじっくりとほぐしてもらうと、
いつの間にかウトウト眠っていることも良くあります。
半分寝て半分起きているような感じで、気持ちのよい瞑想というのは
まさにピッタリの表現ですねえ。
カウンセリングでは心をあつかっていて、お手入れをするのは身体からというのは
不思議な気がするかもしれませんが、心と身体はどこかでつながっていますので、
内と外のバランスを考えると、なんとなく理に適っているんじゃないかと思っています。
先日もしっかり2時間ほぐしてもらって、至福の時間を過ごしてきたのですが
施術中にセラピストさんと少しお話をしていたら、興味深いことを教えてもらいました。
身体は基本的に内側がやわらくて、外側が固くなっていくのだそうです。
やわらかい部分を守ろうとして、外側の筋肉が張り切って外へ向かって
発達するからだそうなんですね。
ただし、ずっとその状態を続けていると外側が固く厚くなり
内側はやわらかく脆いままになりますから、なんだかバランスが悪い感じですよね。
例えば、足や腕が外側は筋肉モリモリで、内側がプヨプヨなのは
ちょっと見た目も良くなさそうですし、力も100%出ないんじゃないかと
思ってしまいますものね。
かといって外側だけをほぐしていっても、内側がやわらかいままでは
元に戻ってしまうらしいのです。
セラピストさんが言うには、大事なのは内側を意識して引き締めることだそうです。
そうすることで、内と外のバランスがとれて、引き締まった身体になるとのことでした。
それって、なんだか心の世界と似ている気がしませんか?
悲しい気持ちや、傷ついた心を内側にしまい込んで、
外側につくった強い自分や、他人からもとめられる自分で
一生懸命周りと戦い、他人に合わせて生きているうちに、
いつの間にか苦しくなってしまったこと、私には心当たりがあります。
あるいは、外側に起こる問題をにばかり意識をもっていってしまうと、
私たちは問題を解決することに固執してしまい、心の内側で感じる
自分本来の在り方や、心の中心にある本当の願いを見失ってしまうこともあるようです。
たとえ今とは状況があまり変わらなかったとしても、内側の自分の在り方を
はっきり見定められたら、外側の問題を「たいした問題とは感じない」ようになれるでしょう。
そのときの心は、まさに引き締まってバランスのとれた心だと言えるのかもしれないですね。
だとすれば、心が痛みや苦しみで傷ついているときには、
もうこれ以上、外側を固くして守ることではなく
内側の心のやわらかい部分に優しく触れて、痛みを癒してあげることが
必要なんですね。
また、内側で悩みすぎたり考えすぎたりして煮詰まったり、
心が疲れ切っているときには、外側の安らげること・楽しいこと・
夢中になれることに、意識を向けることが必要となるわけです。
心が疲れてこわばってしまったと感じたときには、
あえて頭を空っぽにして身体を動かしてみたり(運動や掃除、工作など)、
誰かに委ねてほぐしてみることは、やっぱり理に適っていることだったんですね。
これで、これからも心おきなくマッサージへ行けます^^
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この記事を書いたカウンセラー

About Author

超自立男性との恋愛・コミュニケーションに関わるお悩み・慢性的な生きづらさの解消などを得意とする。 理論的な“心理分析”と、感覚を使った“心理セラピー”を活用する多面的なサポートが好評。 問題の裏に隠れた「真実の物語」を読み解き「自分の本質を生きる」ことを目指すカウンセリングを提供している。