「大きな変化から6か月」というタイミング

4月末に子供を出産しました。
それから、早くも6か月が経とうとしています。
出産した私は、少々「疲れ」が出てきているように感じます。
いいえ、正確に言いなおしましょう。
「疲れ」を「疲れ」と認識できるようになってきました。
今までは疲れを感じるとる「余裕」すらなく、
突っ走ってきたのですが、ようやくフッと我に返り、
色々と感じられるようになってきた模様です。
 
最初の1カ月はやはり無我夢中ですよね。
それは例え2人目であろうと3人目であろうと、そうなると思います。
産後は「短時間睡眠でも深く眠れる」というホルモンが分泌される
らしいのですが、それでも夜中に何度も授乳し、
昼間だって、抱っこにオムツにと、てんてこまい。
きっと、頭の中も赤ちゃんのことでいっぱいだったはず。
それが3ヶ月をすぎるころから、お世話のコツも覚え
赤ちゃんも首が座り扱いが楽になり、生活リズムらしきものも整ってくるし、
授乳の感覚もあいてくる。こうやって少しずつ楽になっていくのです。
つまり産後3~4か月間は、なんとかなってしまうのです。
身体を酷使している割にはムリがきいてしまうんです。
慣れない事の連続で緊張もするだろうし、
物理的にもやること考えることもたっくさん。
もうなにせ、時間が目まぐるしく過ぎていく・・・。
そして、5か月をすぎ、6か月を過ぎてくると
赤ちゃんとの生活にも慣れてきて、外にも連れ出しやすくなるし、
母自身も自分の好きなことをしたくなってきたりするかもしれません。
ずっと、赤ちゃん中心だった目線が少し外を向く時期とも言えそうです。
動けちゃうからうごいちゃうし、
お世話が楽になってきたと思うからこそ、
色々と自分のこともやりたくなる、そんな時期。
でも、ハッと気が付いたのです。
動けちゃうくせに、
身体は正直に、そして私の予想以上に”疲れている”ということに。
とはいえ、冷静に考えてみたら当然ですよね。
長い時間をかけて、身体の中で自分の命を削りながら命を作り上げて、
それをこの世の中に生み出すために、身体中を緩めて
赤ちゃんのための道を作り出す。
そして、またそれを元の身体に戻していく作業。
変化の連続です。
目に見えない部分でも、働きずめに働いてきたうえに
最低限の休養を取る時間しか与えられていなかったのですから。
生後6か月で母親からもらう赤ちゃんの免疫も切れると言われています。
これは「もう免疫に守られなくても変な病気や菌にはおかされずに
生きていけるだけの抵抗力を身に付けた」ということなのかもしれませんよね。
つまり、子育ても一つの区切りの時期と言えそうです。
そしてそれは同時にお母さんもじっくりゆっくり自分をいたわって
あげる時期でもあるのだと思います。
でも、多分、これは「出産」だけではないと思うのです。
例えば、仕事を辞める。
ハードワークだった人は特に、3ヶ月以上たたないと、
仕事をしていたころの疲れすらが出てこないそうです。
そして、半年以上休まないとリセットできないと言われています。
例えば、大切な人を失う。
直後はやらなければならない煩雑な作業が多すぎて、
色々と感じたりすることはできないものです。
でも、だからこそやり過ごせたのかもしれませんが、
ホッと一息つける半年ごろ、急にガクッとなる方も多いのだとか。
例えば、離婚する。
環境が大きく変わるのです。
生活リズムがかわり、今までの当り前が変わっていく。
日々変化についていくこと、または引っ越しやその他の手続など
やること、考えることが山づみな場合もありますよね。
婚姻期間が長ければ長いほど、その変化には戸惑うことでしょう。
やはり、知らないうちに気をはって生活しているのです。
みーーんな一緒です。
半年は、大きな区切り。
5か月、6か月たって、ふぅ~と一息つける。
自分で自覚しているよりも、
心も身体もずっと緊張状態が続いていて、
ものすごく疲れをためこんているのです。
ここは、がんばる時期ではなく、
ゆったりと過ごす時期。
知っておくことで、意識してペースダウンしてほしい時期です!
でも、アドレナリンが出たままだと、本人は気づかぬままに
走り続けてしまい、急にガクッとくる場合もありますよね。
どうぞ、そんな時には周りの人が声をかけてあげてくださいね。
大きな変化から半年、
そんなタイミングにピンとくる人はいませんか??
あなたは、休むべき時に差し掛かりましたよ?
ぜひぜひ、ゆっくりしてくださいね。
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