こんにちは、瀬川弘毅です。
私は、離婚経験者なのですが、
元奥さんの言動で印象に残っていることがあります。
元奥さんなので、後に、離婚することになるのですが、
これはパートナーと円満にするために
大切なことなのではないかと思いますので書いてみました。
その当時、私は転職したばかりだったのですが、
会社の状況が急に悪くなり、
残業代もボーナスもカットという想定外の状況に陥っていました。
今まで通りの生活をしていたら、やっていけない、
奥さんにも家計のために働いてもらわないといけない状況でした。
さらに転職したばかりで、自分の仕事も誰かに聞かないとわからず、
うまくこなすこともできていませんでした。
毎日、
できない自分にイライラし、
養うこともできない自分への情けなさ、
奥さんに何もしてあげられない自分の無力さ、
などを感じていたのだと思います。
(当時は、認識できていませんでしたが)
だからといって、
奥さんのために何かするわけでもなく、
家事ができる訳でもなく、全て任せっぱなしで、
家に帰っても、不機嫌な態度で接していたのです。
当然、そんなことをしたい訳ではないのです。
でも、そんな風になっていることすら
当時の私は気付いていないのです。
そして、もうオートマチックに、
本来したいこととは逆のことをやってしまうのです。
一方、元奥さんの方は、そんな中でも家事をこなし、
私が仕事から帰ってくる時間に合わせて、
ご飯が炊きあがるように夕食を作ってくれたりと、
献身的に尽くしてくれていました。
(当時、私はそれを当たり前だと思っていました)
ある日、いつものように私が仕事から帰宅して、
相変わらず不機嫌に、ご飯を待っている時、
ご飯の準備をしている元奥さんが、
軽く踊りながらニコニコしながら、
ご機嫌な様子で、ふと言ったのです。
「こうちゃんといると、人生バラ色やー」
(こうちゃん:私のあだ名)
それを聞いた時、
何かわからないけど、涙が溢れてきたのです。
独り言のように言っていたので、
私が泣いていることには気付いていなかったのですが、
料理をテーブルに運んできた時に、異変に気付いたのです。
一瞬びっくりした様子でしたが、すぐに笑顔で肩を組んできたのです。
そこで、私は耐えきれず号泣してしまいました。
何もしてあげられてないと感じていたけど、
そんな自分とでも、一緒にいることで
人生バラ色と感じてくれて、
心から幸せそうにしてくれている。
それが嬉しくて嬉しくて、
本当は、それを見たかったんだな、
奥さんを幸せにしたかったんだと。
そんなことを感じていたのだと思います。
もしかすると、元奥さんは、
その時、お昼のお友達とのお茶会が楽しかっただけなのかもしれません。
テレビが面白くて、ご機嫌だったのかもしれません。
それでも、そんな事は私には関係なかったのです。
何もしてあげられてないと感じて、不機嫌にしている
そんな私といても、笑顔で幸せそうに、
ご機嫌でいれくれる、それが嬉しかったのです。
もし、不機嫌な私に対して、同じように不機嫌な態度や、
気を遣って窮屈そうにしていたとしたら、
自分がそんな風にさせてしまっているんだな、
と、更に罪悪感を感じ、自分を責めていたかもしれません。
何でそんな態度なんだ、と、理不尽に怒っていたかもしれません。
あなたが
笑顔でいること
ご機嫌であること
楽しそうにしていること
活き活きしていること
幸せそうにしていること
人生バラ色だなって思ってくれていること
口には出さないかもしれないけれど、
それが、あなたのパートナーからすると、
一番望んでいることなのかもしれません。
だとすると、
あなたがパートナーと一緒にいる時、
パートナーの機嫌を伺って窮屈そうにしているよりも、
あなた自身がご機嫌でいることの方が、
二人の関係をよくすることに繋がるのかもしれません。
パートナーのご機嫌をとることを優先するよりも、
自分自身のご機嫌をとることを優先してみるのもいいかもしれませんね。
瀬川弘毅のプロフィールへ>>>