毎日、暑い日が続いていますね。
みなさんは夏というと何を連想しますか?
私は夏になるとはじめてプールに行った5年前の夏を思い出します。
体調を壊して会社を休職していた平日のある日、暑さに耐えられなくて、思わず近くのスポーツクラブのプールに行ったときのことです。
そこにはムキムキのイケメン競泳コーチに目をキラキラさせて楽しそうに水泳を習っている
女性陣ががたくさん!
すごく楽しそうに見えました。
「お昼にはこんな楽しそうな世界が繰り広げられてるんだぁ?!」
とびっくりしたのを覚えています。
当時、会社員だった私は朝は早く出社し、夜は遅くまで仕事する生活だったので、平日の昼間、こんなにエンジョイしている方がいることに本当にショックを受けました。
それから早速、私もプールに通い始めました。
水の中は浮力があるので、プールにいるだけでもとてもリラックス出来る空間。
また私より全然年上の方がすごく速いタイムで泳ぐのを見て、水泳って体型や年齢だけじゃないんだ、面白いと思いました。
そのうちすっかり水泳にはまり、私ももっと長く速く泳ぎたい!競泳大会(マスターズ)に出たいと思うようになりました。
しかし、私には大会に出るのにどうしてもやりたくないこと、でもどうしても避けられないことがありました。
それは年齢を公開することでした。
女性にとって年齢を言うことはすごく勇気がいることですよね。
よりによってマスターズは年齢別なので、大会では電光掲示板の名前の横に大きく年齢が出てしまうのです。
もう拷問ものです(苦笑)
出場しようかなぁ、やっぱりやめとこうかなぁと悩んだこと1年あまり。
今年の春、このまま悩んでいても仕方ないと初めてマスターズに出ることにしました。
コーチやお仲間に年齢のこと、何か言われるかなあとドキドキ挑んだ大会当日。
私は49歳なのですが、電光掲示板には50~55歳の表示が・・・。
ガーーーーーン、誕生日来てないのにもう50歳になってる!?
大会は年末時点での年齢で表記されるものなのでした。
そりゃないでしょと思いつつ、何かすがすがしさを感じる自分がいました。
隠すことがなくなって軽くなった気分です。
隠すってすごくエネルギー使ってたんだなぁとも思いました。
気にしていたのは自分だけだったのですね。
年齢のことは誰からも何も言われませんでした。
(笑)
都知事選の前に前石原都知事が小池知事に「あの厚化粧の女性・・・」発言したことが
話題になりました。
当選された時にメディアが小池さんに「あの石原都知事の発言をどう思われましたか?」
との質問に
「私は頬にアザがあって、それを隠そうとお化粧しているのであの一言は胸にグサリときました」
とおっしゃっていました。
自分の顔のアザのことをテレビで話されるなんて、なんて腹の座った方なんだろうと感動してしまいました。
自分のウィークポイントをオープンにする時、人には魅力的に見えるときがあるんですね。
あなたも隠したい自分を解放してみませんか?
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