こんにちは、建部かずのぶです。
7月に入りました。
今年の夏は、暑くなるらしいですね。
数年前から世界の気候が気になっていまして、
何とかバランスが保たれるように、と願う私なのです。
そのせいか、時々空を眺めているんですね。
私は子どもの頃から、星空を見るのが好きでした。
田舎育ちもあって、自然と星や星座の名前も覚えました。
たまたま買ってもらった絵本、『星座を見つけよう』が、とても見やすい本だったのもあり、
気付けば、一等星の名前は全て暗記していました。
それが高校生になったころから、乱視がひどくなり、
月を見てもスタンプを押したような状態で、
星空も見えにくくなってしまったので、自然と遠のくようになっていたのです。
それが今の家の近所に、天体望遠鏡とプラネタリウムを見られる施設があるのを知ってからは、
年に数回、奥さまと行っては「あっプロキオン!、レグルス!」なんてプチ発見しています。
望遠鏡で、ぎょしゃ座のカペラを見つけて喜んでいたら、職員さんに「マニアですね~」と言われたことも。
つい幼心が騒ぐのですよね。
そんな私に、「個人宅で、宇宙についてのお話会があるよ」とお誘いをいただきました。
でもそのお宅は、車で2時間程度と、やや遠くの場所です。
お話をする方は、学者さんでもありながら、なぜか精神世界にも精通しています。
「遠いところから、ようこそ~」と言われながらの参加でしたが、
すっかり打ち解けて、以来ちょくちょく通うようになりました。
ただここでも思わず先走ってしまい、奥さまからお注意を受けることも。
もし乱視にならなかったら、天体関係の道に進んでいたかも知れませんね。
さて、もうすぐ七夕(たなばた)ですね。
天の川を隔てて織姫と彦星が引き離されてしまい、年に一度、7月7日の七夕の夜にだけ再会できる。
という物語は、誰も一度は聞いたことがあるかと思います。
8月上旬ごろになると、天気が良ければ天の川や夏の大三角形がよく見えます。
夏の大三角形は、はくちょう座のデネブ、こと座のベガ、わし座のアルタイルの3星を結んで描かれますが、
ベガは織姫でアルタイルは彦星に当たります。
古代の人たちは、夜空に思いを馳せて星々をつなげて、多彩な星座をイメージしていたのでしょうね。
壮大な宇宙から見れば、100年を生きられるか分からない、ちっぽけな私たち。
でも、私たちの命は光輝いています。
そして周りにも、いろいろな命が独自の光を放ち、それらが星座のようにつながりあっています。
最近、なぜか「調和」や「和合」という言葉をよく耳にするんですね。
光を放っている星々が、いろいろな形に見立てられて、夜空を彩る星座になるように
一人ひとりがイキイキとして、本来持っている才能を存分に発揮できるようになるために、
誰かと誰かがつながりあい、自分も全体もバランスよく調和する世界。
私は、そんなコミュニティをアシストしていきたいのです。
七夕は、いつもその年限りのイベントです。
でもコラムをお読みの皆さまの、尊い命を輝かせる機会はたくさんあります。
あなたの命が、今日もキラキラと輝く一日でありますように!
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