「言霊(ことたま)」という言葉があります。
よく、「そんなこと言っちゃダメ!」とか、
「縁起でもないこと言うなよ〜」とか、言いますよね。
それは、”言葉には、その物事を現実化する力がある”という考え方からやってきているんです。
もちろん、迷信めいた考え方である側面もありますが、侮ってはいけません。
目は口ほどにものを言う、
口は考える以上に心を表す、です。
もしも、あなたに、
「いいパートナーに巡り会いたいな」
「この仕事は成功させたいな」
「この子の受験がうまくいきますように・・・」
など、心の中で望んでいる事、願っている事があったとしたら、
少し、
自分が普段しゃべっている言葉をチェックしてみてください。
多く、私たちは望んでいることとは正反対のことを、口にしてしまっていることがよくあります。
上の例でいくと、
「いい男(女)なんて、いないよな〜」
「どんなに頑張っても景気が悪いからな〜」
「勉強しなさい!頑張らなきゃだめでしょ!」
・・・・・
謙遜したり、目の前の現実に意識が傾いてしまうあまり、本心を隠してしまうクセのある私たち日本人は、
前向きになろうとすればするほど、願望を口にすることが、どこかタブーになってしまいがちです。
でも、「どうせ無理よ」といった否定的な言葉を、
”言わない”ことには慣れていても、
肯定的な言葉を”言う”ことに慣れなければ、
その肯定的な現実も、向こうからやってくることはありません。
心の中に、不安やネガティブな気持ちがあると、
この肯定的な言葉を発することに抵抗を感じるかもしれません。
「何言ってんだ、私・・・」
と虚しくもなるかもしれません。
嘘っぽく感じる事しきりでしょう。
でも、”習うより慣れろ”です。
あなたが言葉にする願いを叶えてあげようと、
待ち構えている人が、たくさんまわりにはいます。
何を望んでいるのかがわからなければ、その人たちは、
あなたにどうしてあげればいいのかも、わからないままですからね。
まずは、言葉に出して、言ってみましょう。
from 源河 はるみ / Counseling Service