自信をなくした昔の自分へ。

あなたが自信がないところがあるとしたらいつ頃からなんでしょう?
「私は生まれつき自信がなくてねー」という人はいないと思うんですね。
生まれたての赤ちゃんが「自信がないでちゅー」といって生まれてくることはありません。
赤ちゃんは愛されることに関して自信を持っているものです。
だから、何らかの経験があってから自信を失ってしまったのでしょう。
なにかに失敗したのかもしれません。
お父さんやお母さん又はお友達、学校の先生に、怒られたり、否定されたり、何か言われたのかもしれません。
あなたが自信を失ってしまったとしたらそれはいつの経験でしょうか?
社会人になりたての頃でしょうか?
それとももっと前から自信を失ってしまったのでしょうか?
中学校、小学校、幼稚園の頃でしょうか?
もっと前?
もし、小学校の頃に自信を失くしてしまったとしたら、
今もあなたの心の中に、自信を失ったままの小学生のあなたがいるのかもしれません。
その子供が「私ってダメなんだ、なにをやっても失敗ばかりするんだ。」と傷ついているとしたら、
大人のあなたも「私ってダメなんだ、なにをやっても失敗ばかりするんだ。」と思うパターンがつくられます。
この子供が自信を持つようになって
「私はダメな奴じゃない、愛される価値があるよ、きっと上手くいくよ。」と、
思えるようになると大人のあなたも
「私はダメな奴じゃない、愛される価値があるよ、きっと上手くいくよ。」と、
思えるようになります。
あなたが自信を持てるようになる為に、自信を失った頃の昔の自分を励ましてあげましょう。
まずは自信を失った頃の自分を思い出してみてください。
失敗したり、怒られたりして自信をなくしている自分を励ます手紙を書いてみてください。
頑張ったことや、できたことを認めてあげましょう。
そして実際に自分宛に手紙を投函してみましょう。
そして送った手紙が再び自分の元に返ってきたら、
昔の自分の目になったつもりで未来の自分から送られてきた手紙を読んで見ましょう。
手紙を読んで、あなたの心の中に住む昔の自分は、自信を取り戻せたでしょうか?
元気になったでしょうか?
 
from 原 裕輝 / Counseling Service
 

この記事を書いたカウンセラー

About Author

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。