本当はどう思っているの?

これまでここでイメージの力を使ってよりよい自分を手に入れる方法を紹介してきましたが、
なかなか変わらないし上手くできないと感じる方もいらっしゃると思います。
「頑張って強く願っているんだけど・・・」そんな時、あなたの心の底に
隠れている無意識の力が引っ張っていると考られます。
意識できるものは感情の3〜4%だと言われ、残りは潜在意識、無意識と
いった感情が意識できずに働いているものですから、実際には表面に
浮き上がってこないからやっかいなんですよね。
例えば、「私は素敵な彼と出会って結婚したい」と強く願っている自分がいるとします。
「一人はもう沢山、頼れる誰かと一緒にこれからを過ごしていきたい・・」
そんな風に感じている自分がいるとしますね。
でも、実際には行動や振る舞いなどに「彼氏がほしい」という雰囲気が
微塵も感じられないとしたら・・??出会いが欲しいといいながら、
家の中に閉じこもっていたとしたら??
そうしてしまう理由はさまざまかもしれませんが、
そこには「本当は欲しくない」という感情が動いてそのような状態に
なっているのかもしれません。
そのために、イメージの力を使って意識して願望を強化していく方法を
使ったりするのですが、意識的に頑張ってみても、無意識の力はとても
強いですから、綱引きの引っ張り合いのように力が分散されて、目的地には
なかなかたどりつかないものです。
今回はそんなあなたの為のエクササイズ。
それでは、心の中を直感を使って何%ぐらいの自分が否定的になっているのかを
感じてみて下さい。
その答えが出てきたら、「肯定的になっている自分、欲しいものを手にしたいと
願っている自分」と「手にしたくない自分、欲しくないと言っている自分」を
向かい合わせになるようにイメージしましょう。
もし、欲しくないのだとしたらどうしてなの?って、問いかけてみてください。
どんな感情が出てくるでしょうか。
「もう傷つきたくないから・・」
「自信がない。だって私には無理だもん・・」
「私だけ幸せにはなれないよ・・」
こんな言葉が出てくるかもしれません。それらの声を聞いてあげて下さい。
静かにその思いを聞いて、「まだ私にはそんな気持ちが残っていたんだな」と、
ただ、認めてあげましょう。
そして、もう一人の肯定的な自分から、否定的になっている自分に伝えて
あげて下さい。
「そうだね、しんどかったよね。」
「でも、本当は幸せになりたいんだよね・・」
「もういいよ、楽になろうよ。」
傷ついて否定的になっている心を解きほぐしてあげましょう。
あなたが本当に、切実に願っているものを手にいれるために。
否定的な感情は認めてあげればかんしゃくを起こさなくなり、力が弱まります。
泣きじゃくる子供に「泣いたら駄目でしょ!」と言ってしまったら、
ますますひどくなったりするものです。
そうじゃなく、「そうだね、辛いんだよね・・」って優しくしてあげると
ゆっくり解放されていきます。
こうしてあなたの強く願う力を高める為に時々やってみましょう。
行っているうちに、否定的に感じるパーセンテージが少なくなっていけば、
あなたの無意識の力が弱まっています。
心の中で意識している願望の力と無意識の力とで綱引きをしないでいいように、
上手くできないな・・と感じる時はこうやって無意識の声を聞いてあげる
ようにしてくださいね。
from 中野 知枝 / Counseling Service
 

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