まずは、あなたが自己嫌悪している部分を思いつく限りリストアップ
してみましょう。
10個、20個、30個・・・、思いつく限りいくつでも書き出して
見てくださいね。
そして、そのリストの右側にその反対の言葉を書き出してみてください。
例えば、こんな風に、、、。
・冷たい ⇒ 優しい、温かい
・優柔不断 ⇒ 決断力がある
・意地悪 ⇒ 優しい、思いやりがある
・仕事ができない ⇒ 仕事ができる
・人の意見に流される ⇒ 自分の意見をしっかり持つ
この右側の部分があなたの「隠れた魅力」です、と言われたとしたら
あなたは信じてくれるでしょうか?
多くの方は「No!!!!!!」でしょうね・・・。
No!だから「隠れた魅力」となるわけなんですけど・・・。
もし、あなたの友達が「私って冷たい女やねん」と悩んでいると
思ってみてくださいね。
彼女って本当に「冷たい女」なのでしょうか?
どちらかというと「優しい女」に入るのではないでしょうか?
じゃあ、どうして彼女は「冷たい女」と悩むのでしょうね・・・。
次のようには考えられないでしょうか?
「本当に彼女が冷たい女だとしたら、人に冷たくして当然。
だから、自分が“冷たい女”だとか悩まないはず。
でも、彼女は本当は優しいのに、優しくできなかった経験を
自己嫌悪しているのではないだろうか?」
このように自己嫌悪の裏側にはその人の魅力が隠れている、と
見ることができるんです。
でも、何か理由があって、それを感じられない自分がいて、
その分だけ、自己嫌悪が強く、激しく自分をいじめてしまう場合も
少なく無いかもしれません。
きっとこの右側に現れたリスト。
最初は自分とは全然縁の無いもの、逆に憧れのもののように感じて
しまうでしょう。
それでもOKです。
この右側のリストを手帳にこう書き写してみてください。
「本当の私は優しくて、思いやりがある」という風に。
そして、時々そのリストを眺めてみるだけでOKです。
これをしばらく続けてみてください。
すぐに心に響かなくとも、すぐに心が否定してしまったとしても、
あなたの目から入った言葉が、じわじわと心の中に染み込んで行きます。
そして、隠れた魅力の部分へとそれが到達した時に、実際にあなたの
魅力として表面化し始めてきます。
心は私達が感じるよりも、もっと強く、もっと広いものです。
その心の力を信じながら、このリストを大切にして頂けたら、と
思っています。
from 根本 裕幸 / Counseling Service