恐れを溶かす

お化け、暗い夜の道、飛行機、歯医者さん。
これらは実在(お化けは違うかもしれませんが・・)するものですが、
何かを始めようとする時にも出てくる恐さもあります。
新しい仕事に取り組んでいざ頑張ろうと思う時、新しいクラスになって
友人を作ろうと思う時、または好きになった人に始めて告白をする時など、
頑張りたい、成功したいと思う反面、
「大丈夫かな?」
「仲良くなれなかったら」
「上手くいかなかったら・・」
というように、「恐れ」はネガティブな気持ちで出てくる、とても厄介な
ものです。
この恐れに取り込まれてしまうと、自分が願っている感情とは裏腹に
「自分はもう駄目だ」とか「上手くいきっこない・・」とあきらめたり
してしまったり、悲観的な習慣が出来てしまいます。
本当はそれが目的ではないのに、自分が自分ではなくなってしまうような
感じです。
恐れとは得体の知れない怪物のような、自分自身を前に進ませないもの。
進めずに動けない、固まってしまっている自分が出てきてしまう時、
この恐れを溶かしてあげましょう。
氷の中に閉じ込められて動けなくなっている自分をイメージして下さい。
この氷の厚さはどれぐらいですか?大きさは?
この氷のブロックの大きさは、あなたが抱いている恐れの大きさです。
外に出て日の当たる場所を想像して下さい。
庭でも、近くの公園でもOK。土のある場所がいいですね。
その場所で日の光を全身に浴びましょう。
光の暖かいエネルギーによって、あなたの体を覆いつくしている氷が
少しずつ溶けて流れ出します。
流れ出した水は足元の下の地面が吸い取っていきます。
土の色が強くなってどんどん吸収されていきます。
溶けて流れ出してきたら、体が少し軽くなってきます。
体の自由は利くでしょうか?
動けそうだったらゆっくり動かしてあげましょう。
そして、体の芯まで冷え切っていたなら、暖かさを感じられるようになるまで
光を充分体に浴びさせてあげましょう。
もっと強い光が必要なら、夏の日差しの中にいるようなイメージでもいいですね。
そうしていくと、縮こまっているあなたの体の体温が戻って来ます。
その体温とは、本来あなたが求めていた「成功」のエネルギーです。
自分の中にある暖かさを感じられたなら、そのエネルギーをもっと高めましょう。
そして自分の内側からあなたの恐れの氷を溶かしていくことも出来ますよ。
from 中野 知枝 / Counseling Service
 

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