怒りを手放す

怒りは僕たちを疲れさせます。
怒っているとき、誰かをうらんでいるとき、それにとらわれている度合いだけ、
僕たちは幸せからはどんどん遠ざかってしまいます。
今週は、そんな怒りを手放すエクササイズのひとつを紹介したいと思います。
まず、あなたの怒り、それは恨みつらみ、ねたみそねみ、なんでもかまいません。
それを紙に、できるだけ事細か〜く書いてください。
あなたは何について怒っていますか?
誰を恨んでいるのでしょう?
どんな仕打ちを受けましたか?
どんな風に傷つけられた、と思っているのでしょうか?
人によっては2枚、3枚、となるかもしれませんね。
ちなみに僕が昔、これを試したとき、2枚ぐらい書きました。
そしてそれを読み返してください。
う〜ん、怒ってるなぁって感じでしょうか?
それとも、自分って、本当に傷ついているんだなぁって感じがしますか?
また、これが自分が書いたもの!?っていうぐらいのものができあがってるかも
しれませんね。
十分に読み返したら、それに火をつけて、燃やしてください。
そして、その炎をじっと見つめてください。
あなたの怒りが、その炎と煙とともに、天に昇る様を、じ〜っと見てください。
それで、このエクササイズは終わりです。
このエクササイズは、試してみると、意外に楽です。
なぜなら、証拠隠滅、あなたが実は怒っていたことを書いて燃やすわけですから、
誰にばれる心配もないし、誰に見られる危険もありません。
今回は怒りをテーマにしてみましたが、いろいろなところにも応用が利きます。
僕は、自分の半生を綴った紙を燃やしたことがあります。
そのときは、なんだか生まれ変わったような、そんな気分になったのを覚えてい
ます。
「火」には、不思議な力があるみたいです。
破壊の力以外に、浄化、そして、再生。不死鳥フェニックスは、一度死んだら炎の
中から甦るそうです。
手放せないなあって感じがもしあったら、紙に書いて燃やしてみる・・・
結構、お勧めです。
from 田村 厚志

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