映画やドラマを見る

皆さんは日々どれだけ映画やドラマを見ていますか?
私はめちゃんこよく見ます。ドラマは総なめに近いほどです。
昔は「あんなの・・・」と小馬鹿にしてて、ほとんど見なかったんです。
「ドラマなんて、所詮作り物。」「現実は厳しいのに。」
って考えてました。余裕がなかったんでしょうね。
だから楽しいとも思えませんでした。だけど今はこう思います。
余裕が欲しいからこそ、楽しいと思いたいからこそ見るんだと。
感情を感じてこころを豊かにしたいんですよね。
私の旦那様は超自立男なんです。本人はアクションやサスペンスが好きみたい
ですが、ドラマ(今は「僕と彼女と―」ですね)やアニメ、「ドラエもん」や
「ちびまるこちゃん」を見せるといとも簡単に泣く人でもあります。
「ほたるの墓」なんて、見ないうちから「泣く! みっともないでしょ!!」
と言うほどに泣いちゃう人です。
なぜなんでしょう。本人いわく、
「リラックスするからついぽろぽろ出ちゃう。」らしいです。
ドラマや映画って、自分があたかもその本人であるかのように、自然と出演者と
共感してしまいますよね。私はこれがすごくいいと思っています。
どきどきするシーンでは、手に汗握る緊張感が漂います。だけどほっとしたり、
感動したりすると、肩の力が抜けて安心しますよね。
人が見て感じたことを、抑えることなく、自然とこころのままに感じることが出
来るのが映画やドラマだと思っています。
普段私たちは生活している中では、なかなか出来ないことではないでしょうか。
辛いと感じたことがあったとしても、実際の状況でその考えを打ち消してしまった
り、悲しいと思っても、それを表現できない状態や場所だったりして感じたこと
と逆である行動を取ったりすることが多いんじゃないかと思います。
こころで感じたことと頭で考えることが一致しないことって多いと思うんですね。
だけど映画やドラマを見てるときはそうじゃないと思いませんか?
すごく辛くて悲しいシーンに
「泣いちゃ駄目よ。」「ああ、悔しい! あともうちょっとだったのに!!
腹が立つ!! あ、でもこんなことくらいで怒っちゃ駄目だわ!」
などと感じる人は非常に少ないと思います。(笑)
ただこころで感じたままの感情に浸れる。それが映画やドラマだと思います。
そんな機会を多くすることによって、感情というものに慣れてきます。
慣れると、自分が
「今怒ってるんだ。」
「悲しいんだ。」
ということにも敏感になってくると思います。敏感になると自分が今何を感じてる
のか、何をしたいのかということを考えるのも難しくなくなると思います。
こころのままに感じてみることは、人と人とが上手につながっていくためにも、
とても大切で、必要なものだと私は思っています。
より豊かに、より楽しく生きるために、一番身近で楽しいリラックス方法でもあ
り、そして感情と仲良くなって上手に表現出来るための娯楽として、より多くの
映画やドラマに触れてみませんか?
from 小川 のりこ

この記事を書いたカウンセラー

About Author

アルコール依存症の父からの虐待経験、学生時代のいじめから、恋愛依存、不倫や風俗を経て、自分を抑え付けるような結婚生活後、8年で離婚。その後自分に向き合い、今は穏やかに生きる。 過去のあらゆる経験をもとにして、恋愛関係、家族関係を得意とし、お客様と共に成長するスタイルを取る。