僕が面談カウンセリングで実際によく使っているネタです。
宿題にすることもありますし、「天職探し」「目標設定」などのテーマの場
合には、カウンセリング中に使うことも多いエクササイズです。
以前紹介しました「好きなものリスト」の応用編とも言えます。
http://www.counselingservice.jp/relax/archives/000381.html
今の自分に何が必要なのかを教えてくれますから、少し時間を取ってチャレ
ンジしてみて下さいね。
1.好きなもの/したいこと/欲しいものを見つける
最低でも50個集めてみましょう。
物でも、人でも、抽象的なものでも何でも構いません。
「旅行」とすると一つだけですが、「ハワイ」「ニューヨーク」「香港」
「パリ」に行きたいとすれば、それは4つと数えます。
出来るだけ細かくしてみるのもポイントですよ。
面談で宿題にするときには「年齢×10個探してください」って言います。
30歳の方なら、300個。
すぐに集めなくても、しばらく時間かけてみるのも効果的ですよ。
2.ジャンル分けをしてみよう
集まった好きなものをジャンル分けしてみましょう。
ジャンルはあなたが思いついたもの、何でもいいです。
「何か南の島系が多いなあ」
「人に関わるところが多いかな〜」
「なんか物欲がすごいみたい。満たされたいんかな?」
など、ブツブツ言いながらリストを眺めてみると面白い発見が出てきます。
ジャンルの数も自由でいいんですが、あんまり多いのも何なので3〜7つ程
度に纏められるといいですね。
ここで出てきたジャンルが、今のあなたに必要な方向性を示してくれます。
「南の島」⇒「癒されたいのかな?開放感が欲しいのかな?」
「人に関わる」⇒「コミュニケーションを学びたいのかな?」
「物欲」⇒「寂しいのかなあ?満たされたいのかな?」
という風に、ジャンルをイメージ化してみるとより分かりやすいと思います。
3.プランニング
ジャンル分けして出てきたものを、次は実行に移します。
旅行プランを作るような本格的なものでもいいですが、それは大変なときも
あろうかと思うんで、次のように考えて見ましょう。
「そのジャンルを満たす、今日出来ることは何?」
例えば、「南の島」って出てきたとしても、すぐに沖縄に飛んでいくのは
難しいですよね(沖縄以外に在住の方)。
そういうときは「南の島」を感じさせてくれる何かを探してみましょう。
単純に「沖縄料理を食べる」でも可。
「インターネットで南の島のサイトを見て回る」でも可。
「近くの海までドライブしてみよう」ももちろんOK。
「旅行パンフレットを集める」のも面白いですよ。
そうして、毎日何かしら「今の自分に必要なもの」を与えてあげられると、
気分もより上向きになっていくのではないでしょうか。
from 根本 裕幸