みなさんは、よく後悔していますか?
「あのとき、ああしていれば・・・」「このとき、こうだったら・・・」
これは、みんなありますよね。
後悔というのは、「変えられない過去」を見続けているだけなので、
何も変わりません。
できることといえば、「なぜあのとき、こうしなかったんだ」と
自分を責めることくらいです。
これでは、いくら後悔しても幸せにはなれませんよね。
では、ここで、大切なことは何でしょう?
それは、「後悔しない」ことです。
言葉で書くと簡単ですが、「何を難しいことを」とおっしゃる人もいるかも
知れません。
「35歳までに必ずやるべきこと(かんき出版:重茂達著)」の本の中に、
「前悔しても後悔はするな!」という言葉があります。
これは、何事にも全力でチャレンジすれば、もし失敗しても後悔しないという
ことが書いてあります。
この本では、このことを「覚悟」という言葉で書いてあります。
私もそのとおりだと思います。
ここでもし、覚悟ができていないとしたら、問題はここにあります。
私は、覚悟を決めるというのは、「自分の責任において、物事に取り組む」
ことだと感じています。
全ては、自分の責任。失敗しても成功しても。
こうなると、成功したときはとてもうれしいですが、失敗したら自分の責任
ですから、ダメージは相当のものになります。
みなさんの心の中に、「失敗したくない」という思いがあればあるほど、
前述の「理由」や「言い訳」を作って行動を制限してしまい、結果として
「やっぱりやればよかった」と後悔してしまう訳です。
もし、どうしても後悔してしまうようでしたら、後悔している内容を書き出し
てください。
そしてもし、後悔しないためには、自分はどんな「責任」を追えばよかったの
かを見てください。
ここで生きてきた「責任」は、あなたが「失敗」を恐れている「恐怖」の源に
なります。
更に、成功したか失敗したかで評価しないでください。
「ベストを尽くせたか、尽くせなかったか」
このことを意識することができれば、後悔ではなく「反省」ができます。
「反省」は、プロセスを未来に生かすことで、後悔は過去に執着することだと
私は感じています。
意味が全然違いますよね。
成功するために、失敗しないために考えるのではなくて、「ベストを尽くす」
ために、意識を使ってみませんか?
from 中原 謙一