多かれ少なかれ、みなさんの中には何かしらの目標があることでしょう。
ただ、その目標にリアリティを感じられなかったりする時、ありませんか?
今回ご提供するエクササイズは、目標をリアルにするために感覚を使う方法
です。
どうやるのかと言いますと、目標に対して下記の項目を順番どおりにイメージ
します。
1. 環境 (いつ・どこで?)
2. 行動 (何を?)
3. 能力 (どのように?)
4. 信念・価値観 (なぜ?)
5. 自己認識 (誰が?)
例を挙げます。
成績の振るわない営業のAさんが、
「来月までに大きな契約を取る!」という目標を掲げたとします。
でも、いまいちピンと来ません・・・。
そこでこのエクササイズをやってみました。
1. 環境 (いつ・どこで?)
例 来週訪問予定のお得意先で。
2. 行動 (何をしているか?)
例 自社製品をアピールしている。
3. 能力 (どのようにしているか?)
例 自分の営業スタイルで必死に。
4. 信念・価値観 (なぜしているか?)
例 契約を取る喜びを感じたいから。
5. 自己認識 (誰が?)
例 それができる、自分が。
(自分はそれをすることが出来る)
体を使うとより効果的です。
広い場所に立って、今回のエクササイズをする目標を挙げて下さい。
目の前に5つのステージがあります。
手前から、環境・行動・能力・信念(価値観)・自己認識のステージです。
まず1歩前に踏み出し、環境のステージで自分が目標に対してどんな環境に
いるのかをイメージしてください。充分感じることが出来たら、次は行動の
ステージに・・・、という具合です。
上手な目標設定だった場合、自己認識のステージで自己イメージの変革が
起こる事もあります。そんな時は5から1へ逆戻りしてみてください。
すると、より濃密な成果や深い人間性を手に入れることが出来るでしょう。
例 5でこの目標を達成できる自分を実感できたAさんは、自分が会社に
とって必要な存在だと感じることが出来るようになった。
4. 信念・価値観 (なぜしているか?)
例 自分のため、ひいては会社のため。
3. 能力 (どのようにしているか?)
例 自分の営業スタイルで自信と余裕を持って。
2. 行動 (何をしているか?)
例 製品と会社、そして自分をアピールしている。
1. 環境 (いつ・どこで?)
例 どんなシチュエーションでも。
実感できると目標に対してのモチベーションが上がります。
ぜひお試しくださいませ。
from 高橋 大