制限がないとしたら?

もしも何の制限もないとしたら、
あなたは何がしたいでしょうか。
何になってみたいでしょうか。
今の「あなた」という設定を、完全に取り払って考えてみて下さい。
大統領に立候補したい!
宇宙旅行がしたい!
ディズニーランドを貸切で遊ぶ!
「オーシャンズ13」に出演する!
オリンピックで金メダルを獲得する!
・・・・・
どんなものが出てきましたか?
それは楽しいですか?意外でしたか?
それとも馬鹿らしい?あるいはちょっぴり恥ずかしい?
イメージの世界は何を想像しようとも、
何から何までまったくの自由です。
その世界を存分に味わって、しばらく楽しんでみましょう。
それでも、どうしても今の「自分」が浮かんで制限してしまう人、
イメージをしようとすると痛みを伴う人は、
よほどその要素が、今の自分を止めているものなのかもしれません。
女だから・・・サラリーマンだから・・・?
高卒だから・・・借金があるから・・・体が弱いから・・・?
問題ばかりが次から次へと出てくる人は、
その問題を、自分以外の誰かが解決するとしたらどうなるか、
イメージしてみましょう。
これも、自分の枠で制限しないで考えてみましょう。
もしおんなじ問題をトム・クルーズが持ったとしたら、
どうやって解決するでしょうか?
あなたがチャップリンだったら、お笑い芸人だったら、
もしくはインディアンだったら、宇宙人だったら、
チンパンジーだったら(^^;)、
その問題にどう対処するでしょうか。何が起こるでしょうか。
この際、思いっきり日常を離れてイメージしてみましょう。
恋愛映画だったら、ヒューマンドラマの中では、
どう解決するでしょうか。そのときの役者のセリフは?
いろいろなイメージを膨らませたら、
今度は同じことを自分がしている場面を想像してみましょう。
現実には言えそうにない言葉ですか?突飛な行動でしょうか?
意外にしっくりくるものもあるかもしれません。
自分の制限を越えてみると、盲点だった解決策が見つかったり、
自分の中からはありえないような言葉が出てきたりするものです。
すぐに解決をすることは難しくても、解決された場面をイメージして、
そのときの感情もしっかり感じながら、イメージの中で行動するだけでも、
今この時点での不安感や恐れ、怒りなどが和らぐかもしれません。
中には、イメージすら出てこない人もいるかもしれませんね。そんな人も、
最初からはっきりと映画や写真のように見える必要はありません。
こんな感じかな・・・こんなふうにしゃべっているかも・・・
かすかに伝わってくる音や感覚だけでも構いません。
逆にもっと深めていきたい方は、
最初に出てきた、なりたい人、やりたいことなど、
それらが出てきた理由も考えてみましょう。
その状況や、その人の、どんな要素が欲しいのでしょう?
「ほっとできるから」
「自慢できるから」
「天にも昇るほどの快感を味わえるから」
いろいろ出てきたら、その要素を得るためには、
例えば他に何をした時に、同じくそれを感じることができるでしょうか。
たくさんイメージしてみましょう。
ああ、やっぱりこれが欲しかったんだ、と思うかもしれません。
あれ?本当はこういうものが欲しかったのか!と気づくかもしれません。
そうしたら、次は、それを現実に手に入れる方法を、
具体的に思いつくかもしれません。
あなたのイメージに制限はありません。
イメージの世界は無限大です。
そして、あなたの可能性も無限大です。
from 北上 秘都美

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