楽しいって思うことが、今は日々の中でたくさんありますが、
昔は「楽しんでる」ということを、意識して考えたことは一度もありま
せんでした。
私は一度離婚をして、再婚して今は二度目の結婚になります。
その私の生活習慣は、昔と今とでは本当に別の生活になってしまった
んですよね。
例えば・・・。
起床時間。
前の結婚生活: 6時起き。夫のお弁当と食事を作り、7時に彼を起こす。
今の結婚生活: 9時起き。夫の食事や弁当作らず。
8時に起きた彼が自分で食事を作って、昼食は会社でお弁
当を注文してもらう。
休日。
前の結婚生活: 10時に起きて一緒に掃除洗濯、買い物。
今の結婚生活: 8時には起きて、朝から近所の喫茶店に行く。
例えとして二つあげただけでも、全く違う生活になっています。
だけど前の結婚のとき、私は今の私のような生き方をしてる人を
軽蔑していましたし、理解したくありませんでした。
「夫に食事をひとりで食べさせて、自分は後で起きる?
奥さんとして最低やん。」
「休日朝から喫茶店? めちゃくちゃ贅沢してる!」
がちがち頭でしたからね。
私が「楽しめていない」状況だったんです。
朝早く起きて食事に弁当を作る。
「なんで、私が!?」「お礼すら言わないこの人のために!」
と思っていました。
元夫に言われたわけじゃないのに、私自身が、
”朝早くご飯作って、お弁当作るのがいい嫁の務めだ。”
と、自分で自分を縛っていたんです。
同じように休日も、
「日頃何もしてくれないんだから、休みのときくらい、家のことしてよ!」
と不満だらけでした。これも、
”毎日掃除洗濯するのは主婦の仕事。でも土日はない!!”
という考えに縛られ、楽出来なかったんですよね。
私の今の夫は特別な人ではありません。社会で自立的に生きる不器
用などこにでもいる日本男子です。だけど、私がいつも笑ってるから、
私がいつも元気で楽しいと伝えているから、夫の怒らない原因は、
これが大きいと思います。
今の自分の生活が楽しいのか。
それともいろんな思いを我慢して、したくないことをしているだけなのか。
それを考えてみて欲しいんですよね。
まずは紙と鉛筆をご用意していただけますか?
改めて「自分が今、楽しい毎日なのか」を考えていただきたいと思います。
あなたがやるべきだと思っていることはなんですか?
例:毎朝早く起きて、朝御飯と家族のお弁当をつくらなくてはならない。
↓
それをこう書き換えてみてくださいね。
例:朝早くおきてもいいし、たまには起きない(起きれない)日があって
もいい。
↓
こう書き換えたとき、この文章を読んでどう思うか書いてみてください。
例:そんな、とんでもない。絶対にしてはいけないことだ!
↓
その言葉を見て思うことを、思うだけ自由に書き出してみてください。
例:→起きなくてよかったらどれだけ楽だろう。
→一度寝坊したいな。。。
→そういえば私は朝ゆっくりしたことがなかった。
→私は疲れていたんだ。。。
↓
これらの言葉を見て、あなたがやりたいと思うことを書いてください。
例:思いきり、寝ていたいだけ寝る!
↓
それを、頑張っているあなた自身にプレゼントしてあげましょう!
自分にプレゼント。
これも日頃あくせくと生きていると、なかなか考えられないことだと思います。
休息って、自分ではとっているつもりでも、常に頭の中では、
「あれしなきゃ、これしなきゃ!!」って思っていたりすると、思考がフルパワー
で動いていますから、決して充分な休息は出来ていないと思うんです。
こころ(感情)も思考(頭)もしっかりとした休息がとれると、次はシャキっ
と動ける時間を自ら取ることが出来ると思います。バランスですよね。
私は昔、奥さんであること、お嫁さんであること、女性であること
にしばられて、いろんな役割をしっかりやらなきゃいけないという思い
で行動を起こしていました。ただしそこに楽しさはありませんでした。
ただしんどいだけの生き方でした。
だけどそれにも疑問を持たず、誰にぶつけていいのか分からない
イライラを常に抱えていて、そんな自分を小さく評価して、
それを周りや元夫にぶつけたりしていました。
主婦として働くためにも、母親として子供と接するためにも、
社会人として働くためにも、学生として勉強するためにも、
どんなことでも、その中に楽しみがなければ続きません。
だけど楽しむには、それまで頑張ってきた自分の身体を休めることと、
自分自身が自分に楽しいことを与えてあげることを許すというのが必要だと
思っています。
「たまにはいいじゃん!」「頑張ってるんだからいいじゃん!」
こんなふうにね。
あなたがもし・・・。
何かがうまく行かなくていらいらしたときは、上に書きましたようなことを、
一度チャレンジしてみてくれませんか?
それによって出てきた言葉があなたの本音だと思います。
そしてそれを、頑張ってきた自分にプレゼントしてあげてくださいね。
form 小川 のりこ