感じましょう!

コミュニケーションをとる上で、言葉以外のコミュニケーションは、コミュ
ニケーション全体の65%を占めるといわれています。
それは、表情であったり、癖であったり、間であったり、しぐさであったり、
さまざまなものがあります。
それらの「言葉以外のコミュニケーション」は、受け取り側の「感性」が、
コミュニケーションが伝わるか伝わらないかを大きく左右します。
コミュニケーションは、すべての人が伝えたいものの「送り手」であり、す
べての人が「受け手」です。
しかし、相手が伝えたいことを「どう受け取るのか」がわからなければ、自
分の気持ちを「どう伝えるのか」もわからなくなってしまうことがあります。
では、実際「受け取る」ためには何をすればいいでしょう?
それは、いろいろなものを「感じてみる」ことが大切なんです。
人間は、どこかで「当たり前」と思っているとき、当たり前のことに関して
は全く意識しなくなります。
そこには、評価も感謝も、愛情すらも無くなってしまうんです。
もしそうなってしまったら、コミュニケーションに誤解が生じますから、必
ずといっていいほど、トラブルが発生します。
そうならないためにも、「相手を思いやる(気を遣うのではありません)」
気持ちを忘れないためにも、感じることを当たり前としてとらえずに、いろ
いろなものを感じられる自分になってくださいね。
レッスン
よく晴れた日に、外に出てみましょう。
それはベランダでも、玄関先でも、公園でもグラウンドでもどこでもいいで
す。
安全な場所で、迷惑にならない場所で、日光が当たるところであればどこで
もいいです。
そこで、立っても座っても、寝ころんでもいいので(できる場所でやってく
ださいね)ゆっくりと深呼吸しながら目を瞑ってください。
そこで、何か聞こえますか?
車の音、電車の音、飛行機の音、子供の声、サイレン、汽笛、波の音、風の
音など、どんな音が聞こえてきますか?
その音に、耳を傾けてください。
そして、それらの聞こえる音を、色に置き換えると何色になりますか?
赤いですか?
青いですか?
藍色ですか?
浅葱色ですか?
朱鷺色ですか?
山吹色ですか?
ただ、自分が感じるままに、さまざまな音を聞いて、その音から色を連想し
ていってください。
次に、どんな匂いがしますか?
何かおいしそうな匂いがしますか?
嫌な匂いがしますか?
草木の匂いがしますか?
風の匂いがしますか?
それを色にたとえると、何色になりますか?
ただ、そこにあるもの、聞こえるもの、見えるもの、におうもの、味わうも
の、触れるものを、ただ感じてみてください。
そこで感じたものが、あなたの「感性」になります。
from 中原 謙一

この記事を書いたカウンセラー

About Author

退会しました。