自分の声をカセットテープやICレコーダーなどに録音して、再生してみると、
自分が想像していた自分の声と全く違う声に感じたとって、ありますよね。
こんなとき、皆さんはどう感じますか?
「恥ずかしい」とか「自分の声じゃないみたい」とか「信じられない」とか
「聴きたくない」とか、いろいろ思われるかもしれません。
しかし、周りの人は、いつもその声を聴いているんですよね。
同じように、周りの人から褒められたり、価値を伝えられたり、愛情を伝え
られたとき、自分の声を聴いたときのように思われているのではありません
か?
人間は、なかなか自分の考えにないことは受け入れられにくいものです。
でも、録音した声のように、自分が思っていることと、人が思っていること
が違うというのは、実はたくさんあります。
その時、周りの人が感じている「認識」が自分と食い違ったとき、そして、
その周りの認識を自分が受け入れられないとき、摩擦や誤解などが生じやす
くなります。
この摩擦や誤解をなくすためには、自分が見ている自分と、相手が見ている
自分の違いを受け入れることが大切です。
相手が自分のことをどう思っているかを気にする必要はありません。
自分が自分をどうとらえているのか、この部分に誤解や間違いがないかを知
ることが大切です。
自分自身の「生の声」を聴いてみてください。
そして、自分が思っている自分と、声から感じる自分の違いを、受け入れて
みてください。
受け入れられたとき、何か新しいことに気がつくかもしれませんよ。
ありがとうございます。
from 中原 謙一