欲しい物を手にいれると、私たちは嬉しい気持ちになります。
満足感が得られますね。
欲しい物が手にはいるといいのですが、手に入らない経験をすることも
誰でもあると思います。
例えば、幼いころ欲しいおもちゃがあっても、全部買って貰えることは、
ありませんでしたね。もし、10回「おもちゃ買って!」と言って、1回買っ
て貰えたお家があったとしたら、それはお金持ちの家だと思います。
私たちは、しばしば欲しい物が手に入らないという経験をします。
それは、おもちゃだったり、パパやママからの褒め言葉だったり、
恋愛での愛だったり、欲しかったものは様々です。
欲しい物が手に入らないと、満足とは逆にがっかりしますね。
私たちは、手に入らず、がっかりするという経験をすると、
経験した度合いだけ、“がっかりしたくない”という心理的な防衛力が身に付
きます。
すると、その防衛力が働き、自分でも気付かない内に望むということに制限を
かけてしまっていることがあります。
例えば、海外旅行に行ってみたいという欲求があるとしましょう。
心の中で、「今の仕事の忙しさじゃ望んでも無駄無駄、どうせ休みなんかとれ
ないし・・・」というような、あきらめの心理が働いて、最初から望むという
ことをしなくなっていきます。
これは、“がっかりしたくない”という心理的な防衛力が
あきらめるという心理を作ってものです。
こういうことが、私たちの気付かない内に、心の中で起こっていることがある
のです。
●今回のエクササイズの内容●
経験によって作られた、“がっかりしたくない”という防衛の心理に、
じゃまされないように工夫しながら、心の中を覗いて、自分は何が欲しいのか?
何を望んでいるのか?ということを探ってみるエクササイズです。
●エクササイズ手順●
1・神様がいるかいないかはわかりませんが、
いる設定で、このエクササイズを進めて行きましょう。
2・神様が、あなたの目の前にあらわれて、
「あなたのしたいこと、欲しいもの、なんでも叶えてあげるから、あるだ
け 紙に書いてだしてごらん」と言ってくれたとします
もし、仮に100%望みがかなうとしたら、あなたは何を望みますか?
どんなしたいこと、欲しい物、どんな幸せを望みますか?
3・あるだけ書いてみましょう。
4・もう全部書いたと思ってから、もう一踏ん張り振り絞って書いてみましょう。
この振り絞ってのところで、「おっ!私、こんなこと思っていたんだ」と思
うような新たな自分が見つかることが、しばしばあります。
頑張って振り絞ってみましょう。
「自分は本当はこういう事を望んでいるんだろうな」と思うような、
新たな発見があれば、それを本当に手に入れる為に望んでみるといいかもしれ
ませんね。
from 原 裕輝