自分に何かを与える

与えるという言葉を聞くと、人に何かを差し出すとか、人のために何かをする
など、誰かに何かを与えるというイメージがでてきやすいかと思います。
与える対象というのは、“誰か”という対象に使える他に、
“自分”という対象にも使えます。
自分に何かを与えるという考え方をするエクササイズをしてみませんか?
このエクササイズを行う意味は2つあります。
1つめは、自分に与えることを考えるということは、
当然、自分のためにという視点で考えますから、自分を大切にするトレーニング
に役立ちます。
また自分に与えていくことは、与えた分だけ自分に入ってくるものがあります
から、心が豊かになっていきます。
2つめは、物の見方考え方の視点を増やすトレーニングで役立ちます。
自分に与えていくことは、自分への投資という見方をすることができます。
例えば、エステを受けるということを、『お金を使うし、時間も使うし、
もったいない』という見方をすることもできますが、自分への投資と考える
こともできます。
そう考えると、もったいないという捉え方ではなく、
美しくいつづけるために、自分を磨くために、よりよくなるためにという見方で
エステを受けるということを捉えるでしょう。そしてエステを楽しめます。
同じ物事でも見方をかえると捉え方が大きく違ってくるものです。
物の見方考え方の視点を増やすトレーニングに役立ちます。
●自分に何かを与えるエクササイズ
手順はシンプルです。
1・1日に1つ、自分に与えるものを考えてみましょう。
  例えば、睡眠を取る時間を自分に与えてみよう!
  自分が魅力的になるために勉強するチャンスを与えてみよう!
  などなど、なんでも結構です。
2・考えたことを実行してみましょう。
3・これを1週間続けてみてください。
  終盤は、「え〜と、今日は何を与えようかな〜?」と、だんだん思いつく
  ネタが無くなってくるかもしれません。
  そこで一踏ん張り考えて、ひねり出すこと自体が自分のためにエネルギーを
  使っているということですから、自分を大切にするトレーニングになります。
よろしければチャレンジされてくださいませ。
from 原 裕輝

この記事を書いたカウンセラー

About Author

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。