何か問題が起きて悩むのは自信がないジャンルのものだから。あなたの自信のあるジャンルで何かしら問題が起きても実は動揺もしないし、不安にもなりません。 だから、私たちが悩むということはもっと自信を持ってもいい、というサインということもできます。
そこで自信を持つために大切なアプローチを4つに纏めてみました。 まずは自己肯定感(自己承認)の大切さから。自分をありのままに受け容れること、認めることで問題が起きる自分を許すことができるでしょう。
また、今あるものに感謝することは自分を自由にし、心を解き放つ効果があります。視野も広がりますし、自信や誇りを持つことができます。さらにはどんな状況に置いても今できることはあります。それを一つ一つ向き合っていくことで気が付けば問題を乗り越えることができ、その経験が自信となるのです。
そして、やはり大切なことは自分の価値や魅力を知り、受け入れること。私たちは自分の本当の魅力を自分で気付くことは難しいのです。なぜかというとそれが当たり前だから。だから、人から言われて気付くことなのです。 それぞれのアプローチにおいてエクササイズ(ワーク)を2つずつ付けています。 ぜひ一つずつクリアにしながら自信を付けていきましょう。
自信を持つためには「自己肯定感」がとても大切です。
私たちは罪悪感があったり、無価値感があったりすると何か問題が起きたときに「私が悪かったのでは?」と感じてしまうのです。しかし、一方で、自己肯定感とは「私は間違ってない」と強がることでもありません。相手の否定的な感情もちゃんと受容する余裕があることが自己肯定感です。
その自己肯定感を高めるためのレッスンを2つ用意しました。
仕事・ビジネスのカウンセリングでも、男女関係でも、私たちは何かしら「自信のないところ」で問題を抱えます。
そりゃ、そうですよね。
自信があるところでは仮に問題らしきものが起きたとしても堂々と、何とかなるさ、と対応することができます。
そこで今回は自信を付けるための4つのアプローチをご紹介して、皆さんの人生をより明るく照らすきっかけにして頂ければと思います。
(1)自己肯定感を上げる(自己承認)
自己肯定感とは読んで字のごとし、自分をありのままに肯定する感じで、そのままの、今の自分がきちんと受け入れられている、大丈夫、と感じられている状態です。
この反対が「自己否定感」ですから、その逆とみると分かりやすいかと思います。
ただし、自己肯定感というのはありのままの自分を受け入れ、肯定している状態ですが、それは「自分の正しさを主張する」とか「自己中心的」とは異なります。
むしろ、それらは「自己否定」の行動なので、見分けるには注意が必要なのです。
つい私たちは罪悪感や無価値感から問題が起きたときに「自分が悪いんじゃないか?」「自分が間違っているんじゃないか?」と否定的に見る癖が付いています。
それは「謙虚さ」という次元をはるかに超えたレベルで起きているのです。
例えばあなたが仕事上でちょっとしたクレームをもらった時、あなたはどんな風に感じ、行動するでしょうか?
Aさん.自分が間違っていたような気がしてすごく焦り、すごく申し訳ない気持ちになる。そして、平身低頭謝罪する。
Bさん.すごく凹んで落ち込んで目の前が真っ暗になる。どうしていいのか分からずにパニックになってしまう。
Cさん.いや、自分は間違っていない。先方に何か原因があるんだろう、と言う思いで話を聞いていく。
Dさん.自分が何か問題を起こすはずがない。誰かのミスが原因だと判断する。
Eさん.クレームに対しては謝罪し、どういうことが起きたのかをきちんと話を聞く。
この5つのパターンであれば、Eさん以外は自己肯定感が低いと言えます。
Aさんには「自分が悪い、間違っていた」という反応がまず起こります。具体的な状況を聞く前にその態度があるので、このクレーム以前にAさんの中にその思いがあることが分かります。
Bさんはさらに自己否定感が強いですね。クレームと聞いただけで自分を見失ってしまうくらい否定的感情が強いのです。
Cさんは「正しさの罠」にハマりやすいんですね。だから、相手が間違っているんだろう、という判断をして話を聞きますからトラブルメーカーになりやすいです。この正しさの罠ももちろん自己否定から来ます。罪悪感がとても強いようです。
Dさんは問題そのものを受け入れることができず、否定の状態です。Bさんの逆の反応ですが、実は内面的は同じです。ナルシスト的な反応ですね。
自己肯定感が高いと、問題が起きたときにそれで自分を責めたり、誰かを責めたりすることなく、その事実だけをきちんと向き合うことができます。
相手が「あなたの悪いのです」と自分を否定しても、そこで感情が振り回されることなく、相手がそういう思いを持っている、ということだけを冷静に受け止められます。
(問題の切り離しができています)
そのためにはやはり自己承認が出発です。
自己承認で分かりやすい例はやはりアスリートたちです。
ベストを尽くして試合に臨むことができれば、勝負に負けても気持ちは清々しいんですね。
「自分なりにベストを尽くした」という意識を持ちましょう。
基準を誰かに、何かに置いて比較するのではなく、自分自身との比較を中心にします。
Q1.あなたなりに今まで頑張ったことはどんなことですか?50個以上探してください。
Q2.この1週間の自分が「素晴らしい」と思えることを10個以上探してください。