人の行動の動機を突き詰めていくと愛から何かしようしているのか恐れから何かしようとしているのかにわかれると言われます。そして恐れから何かしようとしている時は戦おうとする(攻撃的になる)か、逃げようとする(回避しようとする)かの行動を取ると言われます。
あなたが攻撃的になったり、なにかから逃げてしまう時それはあなたに愛が無いからではなく恐れからそれらをしているのかもしれません。
人の行動の動機を突き詰めていくと愛から何かしようしているのか恐れから何かしようとしているのかにわかれると言われます。
そして恐れから何かしようとしている時は戦おうとする(攻撃的になる)か、逃げようとする(回避しようとする)かの行動を取ると言われます。
このことを英語ではfight-or-flightと言うらしく、まるで印を踏んだラップのような言葉のようになっていて面白いなぁと私は思うのです。
これの日本語訳を見ると闘争するか逃走するかとなっておりこれもまた上手い具合に印を踏んでいるのが面白いです。
例えば、あなたがある日森の中クマさんと出会ったとしましょう。
そんな時あなたはどうされるでしょうか?
例えば
『えぇっと、こんな時はどうしたらいいかなぁ。
そうだ携帯を出してネットで調べてみようと!
携帯はリュックの奥だったような・・・でもリュックから取り出しても森の中だから電波が届かないかもなぁ』
などと考えているうちにクマさんにガブリとやられてしまいますね。
クマと出会い恐れを感じた瞬間に心は戦闘モードになるか、逃走モードになるかで身を守ります。
まぁクマと出会って戦闘モードに入れる人は鉄砲持った猟師さんかウィリー・ウィリアムスさんくらいでしょうか(笑)
たいていの方はスタコラサッサのサーと逃げるかと思います。
* ところでウィリー・ウィリアムスさんはご存じですか?
例えが古いかもしれませんね(汗)
ご存じない方はGoogleさんで検索してみてください(^^)
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もしあなたが誰かに攻撃的になっていることがあったり、向かい合わなければいけないことを避けている(回避している)ことがあったとしたら、それは何らかの恐れがあるからなのかもしれません。
そして恐れがあるのはもしかしたら過去に傷ついたことがありその傷がまだ完全に癒えきってないからなのかもしれません。
それでfight-or-flightの法則が働いているのかもしれません!
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例えば女性の方が恋愛で傷付くことがあったとします。
彼氏に浮気をされて傷付くようなことがあったとしましょう。
その心の傷がまだ完全に癒えきっておらず心のどこかに残っていると『もう裏切られたくない』と心は反応し再び傷付くことを怖れます。
するとその後の恋愛では「本当に私のこと好きと思っているの?好きならそんな言葉は言わないはずよね」などのように彼氏に攻撃的な態度をとってしまったり、『もう恋なんてしない』と恋愛をしないことで傷付くことを回避しようとしてしまったりということがおきたりするのです。
fight-or-flightの法則が働くわけです。
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これは恋愛関係だけでなく、友人関係、職場の人間関係、親子関係などでも同じことが言えます。
もし人に攻撃的なってしまった時にそんな自分はやさしさがなく愛がない人間だと思ったり、なんらか向かい合ったほうがいい人に向かい合わず逃げてしまった時に自分のことばかり考えて人に対しての思いやりのない人間だとか自分のことを愛のない人間だと評される方がいたらそうすぐに判断してしまわないでいただきたいのです。
それは愛がない人間だからではなく、怖いからなのかもしれません。
『まだ癒えていない心の傷があったから攻撃的になることがあったんだなぁ』『まだ癒えていない心の傷があったからつい避けてしまいたくなるんだなぁ』と自分のことを理解してあげることができれば、自分のことを愛がない人間だというふうに評価をしなくてもよかったのだと思いやすくなるのではないかと思います。
もし、癒えていない心の傷があなたの恐れを作っており、そしてその恐れがあなたを攻撃的にしてしまっていたり何かから逃げがちにしてしまっていたとしたら、その傷ついている感情を感じきってあげることや誰かに話して受けとめてもらうことをお勧めしたいのです。
そうすることで傷付いた心の癒やしは進んでいきますから。
癒えてくると攻撃的ではなくやさしくありつづけるあなたや、向かい合いたいことに向かい合えるようなあなたになっていきやすくなることでしょう。