離婚に関するご相談をいただくことがあります。
離婚を回避したいというご相談、離婚をしようか迷っているご相談などなど多々あります。今回は離婚を回避したい、夫婦関係の修復をしたいと頑張られている方に何かのヒントやインスピレーション、心を和らげるきっかけになればと思い記事を書きました。
離婚をしたいと言い出したパートナーその言い分を聞いていると、もっともだと思える言い分、自己中心的でかってだと思える言い分など色々あるかと思います。どんな言い分であっても、この相手が語る言い分は関係修復のヒントになることが多々あるようです。
しかし、私たちは感情というものがあるのでその言い分を聞いてしまうと感情的になり、正しさの証明をしてしまいたくなったり、自分の感情に意識が向いてしまいパートナーはどんな不足感、不満感を抱いていたのかというところに意識をむけるのを忘れてしまうことがあります。
カウンセリング、グループセラピーの現場では離婚問題をテーマをとしたご相談で、離婚をしたいと切り出された側、離婚の話を切り出そうと思っている側の両方のお立場からご相談をいただきます。
今回は切り出された側からの立場で離婚問題をテーマにした記事を書かかせていただこうと思います。
離婚問題を抱え前に進もうとされている方のヒントや、インスピレーション、勇気を持つきっかけ、何かの役になれば幸いです。
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パートナーから離婚の話を切り出される。
しかも浮気をしていることが発覚。
このようなシチュエーションのご相談をいただくことが多々あります。
不貞を働くパートナーとの関係を見限りお別れという選択をされる方もいらっしゃれば、離婚と浮気の話にショックを受けながらも夫婦関係の修復の可能性を見いだそうとされる方もいらっしゃいます。
私がお話を聞かせていただいた時は、どの選択も尊重したいし、その選択にそったサポートをさせていただいています。
ですから、これから書く記事は夫婦関係の修復の可能性を考えられる方に何かのヒントに役立てていただくような内容の記事を書いていくのですが、お別れと修復のどちらの選択が良い悪いというのは無いという前提で読んでいただければと思います。
なぜ、このようなことをわざわざ書かせていただいているかといいますと別れを選択しようと考えている方が修復に関しての記事を読んで「別れるってやはり良くないんですかね?頑張らないといけないですか?」と言われる方がいらっしゃるからです。
そういう意味では無く、別れるという選択も幸せになる為の大切な選択ですからその選択も前進の為の選択ですのでそれで良いのです。
それで良いということを前提にここからの話は関係を修復することについての話を書いていきます。
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離婚の話、浮気の発覚というのはショックですよね。
つらい思いをされていると思うのです。
そんな状況のお話を聞きながら更につらいなぁと思うことがあります。
それは浮気に至った言い分、離婚をしようと思った理由を相手が説明する時に「あなたのあそこが嫌だった」、「ここに不満を持っていた」と否定的なことを言われることが少なくないからです。
例えば・・・
・「子どものことばかりで自分を大切にしてくれていないだから別れたい」
・「結婚してから身だしなみに気をつけてないよね。女(男)として見られなくなった」
・「頑張っていることを認めてもらっている気がしない。ダメだしばかりにうんざりしている」
などなどの別れようと思った言い分、理由を聞いている時にさんざんな言葉が飛び出すことがあります。
離婚の話、浮気の発覚というのはショックなのに、それに至った説明で更にショックを受けることなりつらいです。
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「私は頑張っていたけど結局大切にできてなかったのだ」
「私が相手のために素敵であろうと思うのを起こたったのが良くなかったのだ」
「私の話し方が良くなかったのだ」
と、相手の否定的な言い分に全面的に同意してしまうタイプの方がいらっしゃるのですが、全面的に同意をしてしまうと心が打ちのめされてしまいます。
相手がそう言っているからと言って全面的にそれに同意しなくていいです。
夫婦の問題で片方だけが全面的に悪かったというのはありません。
そうは思わないでください。
『相手の感じ方としてはそのように思う部分はあるんだ』と認めた上で『でも、私は私なりに頑張ってきたもん』などと自分の心の中で自己承認をしてください。(相手に言っちゃうと危険ですけどね)
そうすることで全面的に自分が悪かったと思いこまないようにするのに役立つかと思います。
本来は全面的にどちらかが悪いのではなくお互い改善できる点があるという見方がいるんですけどね・・・。
全面的に自分が良くなかったとは思わないでくださいね。
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相手がいうコメントがもっともだと思える言い分、自己中心的でかってだと思える言い分など色々あるかと思います。
どんな言い分であっても、この相手が語る言い分は関係修復のヒントになることが多々あるのです。
その話はまた次回に。