離婚を切り出して相手の言い分。
その言い分に正当性があるのか?筋が通ったことを言っているのか?ということをちょっとだけ横において相手の言い分をうけとめてみると離婚問題を解消するヒントが見えてきます。
それは当たり前のことに思われるかもしれません。しかし私たちは感情があるので当事者になるとその当たり前のことが見えなくなってしまうことがあるようです。
相手の言い分としては・・・という見方で問題解消のヒントを見つかることがある
相手の言い分に“正当性があるのか”“筋が通ったことを言っているのか”は一旦横において、自分の感情も一旦横において、相手としてはそこに不足感や不満感を感じていたのかもしれないという視点で相手の言い分を分析をしていると関係を修復をするヒントが見つかることがあります。
なんらかの不足感、不満感が浮気問題・離婚問題を作っているとしたら、その不足感、不満感を無くすことが問題を解消していくことに切り口になると考えられます。
例えば、「子どものことばかりで自分を大切にしてくれていない」というパートナーの言い分があり離婚をしたいと言われたとします。
この相手からの言い分を聞いた時に『自分なりに大切にしていたつもりなのにその言い分は一方的だ。間違っている』と言いたくなるかもしれません。
『子育てのサポートが欲しい時期なのに大切にしてもらえてないのはこっちだ!』と言いたくなるかもしれません。
相手の主張をたたきのめし、いかに間違ったことを言っているかを証明し、二度とふざけたことを言わないように打ち負かしたいような気持ちに駆られるかもしれません。
ただ相手の主張が間違っていて、自分が正しことを証明できたとしても相手の不足感や不満は解消されないままになっていると浮気や離婚話の解消が進みにくいようです。
正しさを証明したとしてもそれが幸せにつながるかどうかは別なのですね・・・。
つらいところですね。
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問題解決のヒントを見つける為にこの相手の言い分に“正当性があるのか”“筋が通ったことを言っているのか”は一旦横において、自分の感情も一旦横において、相手としてはそこに不足感を感じていたのかもしれないという視点で見てみるとヒントを見つけられることがあります。
そうすると『大切にしていなかったかどうかの真実はさておいて、相手はそう感じられてなかったし大切にしてほしいという気持ちを持っていたようだ』という風に考えられます。
すると子どもばかりではなく自分にも興味を持ってくれている、大切にされているということをパートナーに感じさせてあげるということが関係修復のテーマなんだなぁという具合にヒントを見つけられますね。
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「相手の言い分に問題解消のヒントがあるというのは当たり前じゃん」と思いません?
この当たり前が当事者になった時は難しくなるようです。
私たち人間は感情があるので感情的なものがはたらきどうもこれが難しくなってしまうようです。
正当性があるのか、筋が通ったことを言っているのかということに囚われて正しさの証明をしたくなったり、自分の感情(「その言い方は腹がたつ」など出てきますね )に意識が向きがちになったりするので、相手のどんな気持ちを埋めてあげることがいるのか?ということに意識を向けるのが難しくなるようです。
それだけに意識的に一旦だけ正しさの証明や、自分の感情的なことは横において、ヒントを見つけるために“相手としてはそう感じていたのだなぁ”という視点で相手の言い分を振り返ってみようという時間をとってみるといいかもしれません。
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自分の感情的なことは一旦横においてと書きましたが、これはずっと横におきっぱなしにしましょうというわけではありません。
「その言い方は腹がたつ」「そういわれて悲しい」など色んな感情がでてくるかと思います。
その感情をケアーすることは大切です。
あくまでヒントを見つけようと分析・検討する時間をとる時に一旦横におくだけですね。
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“相手としてはそう感じていたんだなぁ、そこに不足感を感じていたんだなぁ”という視点で問題を解消していくヒントを見つけていくということは、どう頑張ればいいのか、何をしたらいいのかという方向性を見つけるということです。
問題を解消するためにはどう頑張ればいいのかわからない、何をしたら解消の可能性につながるのかわからないというのは不安になると思うのです。
やたらめった頑張ってもこの頑張り方で良いの?と不安になると思うのではないでしょうか?
どう頑張ればいいのか、何をしたらいいのかが見つけるためこの視点を持ってみるのは不安を和らげるのに役立つことになるかと思います。