あなたのパートナーはどのタイプ?(3)~誰かに似てる人~

過去の誰かを思い出させてくれる人をパートナーに選ぶ場合があります。とはいえ、意識的に探すことは滅多になく、気が付けば「元彼と似てる」というケースがほとんどです。

しかし、私たちが大人になって出会う人は少なからず過去に出会った人を投影しています。
だから、少なからず全員に当てはまるこのパターン。実は過去を手放し、より自分が自由になるためのパートナーなのです。

(3)誰かに似てる人 → あなたを自由にしてくれる人。

3つめのパターンは、その人の背景に色濃く他の誰かを思い出すケース。
ただ、明らかに元カノが忘れられずにその子に似た人をお嫁さんに選ぶ、という場合はあまりないですよね?
そういう意識的なものではなく、このパターンのほとんどが「無意識」によるものです。
だから、当人に自覚が無いことがほとんどなのです。

そして、このパターンは驚くなかれ、全員にあります。
どんなカップルにもこのパターンは多かれ少なかれ当てはまるんですね。
それは人である限り、過去の記憶を私たちが持ち続けている限り避けられないのです。

例えば、彼が無意識に「お母さん」の代わりを求めて彼女を選ぶ場合があります。

家のことをやってくれて、自分の面倒を見てくれるような母性的な人。
でも、意識的には「うちの奥さん、家庭的なんだ。とても料理がうまいんだ」と思っていたりします。
でも、実質、お母さんの代わり。

だから、「甘え」が出て来てしまいます。
やってくれて当然、分かってくれて当然、受け入れてくれて当然。
それが奥さんの不満になってケンカになったり、不和になります。

ところが、奥さんにお母さんを求めてる、という自覚がないものですから、このすれ違いはなかなか埋まりません。

「私はあなたのお母さんじゃないの!」って言われても、「そりゃそうでしょ。違うよ。」と受け入れられないのです。

ちなみに、夫が妻に「お母さん」の代わりを求めるのは理解できると思いますが、時代なんでしょうね。
最近多いのは、妻が夫を「お母さん」代わりにするケース。

「僕は君のお母さんじゃない」と言われたりするんです。

もちろん、この場合の奥さんは家事・育児を夫に任せるわけではなく、精神的な部分での支えを求めています。
お母さんみたいに優しくして、受け入れて、分かって、という風に。
彼の男性的な部分を否定するので、これが浮気、セックスレスなどの問題につながることもよくあります。

また、過去に付き合った人、好きになった人で忘れられない場合、これまた無意識にその人を求めて新たなパートナーを求めるケースも多いです。

明らかに元彼・元カノを引きずってる場合もありますが、多くは「自分ではすっかり過去のものだと思ってる」ことも多いのです。

例えば、かつて、すごく優しい彼がいたとします。そして、すごく幸せだったんだけど、別れてしまいました。
それ以降、彼女が誰かと付き合うと、必ずその彼と比べるようになってしまいました。

またその人と出会ったら付き合うか?と言われたら、Noなんだけど、でも、その優しさは忘れられないのです・・・。

誰もがそんな思いを持っていると思います。
そうすると、無意識に今のパートナーに「あの彼と同じように私に優しくするべきよ」と要求してしまうのです。

だから、ここでは「手放し」を再度提案したいのです。

謙虚になって、まだ両親(きょうだい)や元彼・元カノの影響が残っていることを受け入れて、そして、手放してみましょう。

Q.今のパートナーに見る、ご両親、もしくは、かつての恋人の影を見付けてください。
例)○○という部分がかつて付き合った××ちゃんに似ているかもしれない。
例)○○してくれて当然というのはお母さんに対して求めているものだ。

そこに気づくだけでおそらく手放しのプロセスは始まっています。

もし、強い執着に出会った場合はぜひ一度カウンセリングをご利用ください。

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