こんにちは。
社長の平です。
恋愛についてのご相談の中で、「彼の仕事が忙しくて、月に1回も会えないのが不満なんです」というお話をよく聞きます。
実際、朝早くから出社し、夜は10時11時まで働くといったハードな毎日で、物理的に会う時間をつくるのが難しいという場合は少なくありません。
が、この「仕事が忙しくて、会えない」には、2つのパターンがあるようです。
一つは、会えなくても、電話やメールはマメにしていて、コミュニケーションは密に取りあっているというパターンです。
もう一つは、忙しくて会う時間をつくるのが難しいし、メールや電話するヒマもあまりないというパターンです。
はっきり言いまして、後者はとてもアヤシイです。
このタイプの彼の場合、あなたと同じようなつきあい方をしている女性があと数人いる可能性があるのです。
とくに、あなたが「恋愛経験がまだ少なくて‥‥」とか「情熱的な恋よりも、あっさりした恋愛のほうがいい」という人である場合、このタイプの男性にひっかかりやすいかもしれません。
男性であれ女性であれ、自分に自信がない人の中には、「複数の相手とつきあうことによってのみ、自分に自信をつけられる」という人が存在します。
そうした人たちは、あまり濃いおつきあいは望みません。そして、その人たちの80パーセント以上が、この「仕事が忙しい」という言いわけをよく使います。
私のリサーチでは、ほかにも「家族が病気で」、「家の事情で」という言いわけもよく使われますが、いずれにしても、後者の彼の場合、会っていない時間に自分がなにをしているのかという情報を与えてはくれません。
同じく、忙しいという理由でなかなか会えないとしても、前者の彼の場合は、いつ、どこで、どんなふうに過ごしているのかということを彼女はほとんど把握できますし、浮気の心配もあまりする必要がありません。
が、この後者の彼は、やけに仕事熱心だったり、やけに親孝行だったりするとことがアヤシイわけです。
それほど仕事や家族に熱中するにもかかわらず、なぜか、あなたにはあまり熱中してくれないのです。
なんか、ヘンではないですか?
普通、熱中しやすいタイプというのは、すべてのことに熱中します。
熱心な阪神タイガース・ファンの彼なら、きっとあなたにも熱烈な気持ちを送ってくれるはずです。
それから、あっさり、クールな恋愛を望む人によくあるのは、夜のデートなど、セックスが目的のときだけは会ってくれるというものです。
彼の基準でいうと、あなたは恋人というよりも、セックス・フレンドといってもいいのかもしれません。
普通であれば、この種の関係はあまり長続きすることはありません。
ところが、恋に不慣れだったり、しつこい男女関係は苦手だという人は、真実に向き合うのが恐いので、物語をすり替えてしまいがちです。
「きっと久しぶりに会ったので、私を愛してくれるんだわ」、と。
このタイプの彼は、最後には「ほかにもガールフレンドはいるけれど、きみとも別れたくない」などと言いはじめます。
そのとき、あなたが「私とつきあいたいのなら、ほかの人とは別れてちょうだい」と言えればいいのですが、多くの人は、「私の愛で、彼を私のほうに振り向かせてみせる」などと考えてしまい、彼の言うとおり、別れずにおつきあいを続けます。
彼のほうは、「僕がほかの娘とつきあっていることを知ったうえで、割り切ってつきあってくれている」と考えますから、結局、あなたはただのセックス・フレンドとしてしか扱ってもらえません。
そもそも、彼は、「きみとは、ちゃんと向き合ってつきあおうとは考えていないよ」と宣言したようなものですよね。ですから、この彼とつきあっているかぎり、あなたはなかなか幸せにはなれません。
さて、「私とつきあいたいなら、私だけにして」と言う勇気が、あなたにはあるでしょうか?
それが言えてこそ、あなたは“真実の人”を見分けることができるようになるのです。
では、次回の恋愛心理学もお楽しみに!!