同じ出来事でも人それぞれ違う物の見方や捉え方をしています。
これは言い換えると私たちは物事をいろんな視点から見ることができ、視点を変えて見ることで感じ方、捉え方を変えることができるということになります。
アカウンタビリティの概念のという視点を持ってみることにより、私たちは人生の被害者にならず、状況を変えていくヒントを見つけていくことができます。
視点を変えると状況を変えていくヒントが見えてくる
物事はいろんな視点から見ることができます。
例えば、ニュース番組で政治経済のニュースを見ていたとします。
「政府の不況対策が上手くいっていない模様です」とアナウンサーが言っているのをテレビで見ていたとします。
このニュースを見てある人は
『結局、庶民の私たちは政治家に振り回されるしかないんだよな・・・。良くなるのも、悪くなるのも政治家しだいだよな』
と自分たちは政治家に振り回される無力な存在だと捉えたとします。
またある人は、
『この政治家を選んだのは私たちなんだよな。次の選挙で一票をいれる時は誰がどんな経済対策を考えているのかよく勉強して一票をいれにいこう』
と自分たちにも責任の一端があり、これからの世をよくする為に何かすることができると捉えたとします。
このように同じニュースでも見る人によって違う視点でニュースを見ています。
同じ出来事でも見る視点を変えると感じ方、捉え方は変わってくるものです。
これは言い換えると、私たちは物事をいろんな視点から見ることができ、視点を変えて見ることで感じ方、捉え方を変えることができるということになります。
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今回は一つの視点としてアカウンタビリティの概念という考えを取り上げたいと思います。
この考え方は“自分の周りにおきている出来事は自分も何らか一役かんでいるかもしれない”という考え方です。
先ほどのニュースを見た人の例えでいうと、後者はアカウンタビリティの概念的な考え方と言えます。
自分の周りにおきている出来事は自分も何らか一役かんでいるかもしれないと考えているので、その出来事に自分はどんな影響を与えてきていて、その状況を変えていく為に自分に何ができるのだろうか?と考えることができます。
先ほど例えでいうと“よく勉強して一票をいれにいこう”が自分のまわりに起きる状況を変える為に自分にできることとなります。
アカウンタビリティの概念という視点から物事を見ることができると、自分の起きている状況を変えていく為のヒントを見つけやすくなるでしょう。
また自分の周りにおきている出来事は周りの人のせいではなく、自分も何らか一役かんでいるかもしれないと捉えることにより被害者的な見方や被害者的な感情から脱出することにも役立てられます。
自分にも責任の一端があるかもしれない、自分にも状況を変えることができるかもしれないという考え方をしていくことで被害者的な見方でなくなり、被害者的な感情から脱出できるわけですね。
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アカウンタビリティの概念の説明をすると、「起きている出来事は自分の責任であると考えてみるのですが、そういうふうに取れないんですよねー」という声をお聞きすることがあります。
もちろん全てこの考え方に当てはめて物事を見られるわけではありません。
『自分も何らか一役かんでいるとは考えられないなぁ・・・』ということもあります。
全てこの考え方に当てはめて物事を見られるわけではありませんし、この見方をすることが良いことと言うわけでもありません。
アカウンタビリティの概念で物事を見られない時は見なくていいんですね。
アカウンタビリティの概念を使ってみることで、ヒントを見つけられたり、気持ちが楽になるようであれば使ってみるといいだけなんです。
ヒントを見つける為、気持ちを切り替える為のツールとしてアカウンタビリティの概念を使ってみてくださいね。