襲われそうになり・・・

相談者名
聖子
はじめまして、こんにちは。23歳女性です。ご相談させてください。

私は、夜道を歩いている時に男性に襲われそうになりました。
衣服を剥がされ体を触られました。
もがいてもがいて、レイプまでにはいたりませんでしたが、それから怖くて外に出られなくなりました。
人に会うことも嫌で、自分を見られたくないと思っていました。
そんな時、同棲していた彼氏がいて、最初は彼のことも怖く感じていましたが、4年間付き合ってきてとても信頼している人だったので、彼には心開けました。彼がいてくれれば昼間なら外に出ることが出来るようになり、それを繰り返していくことで、明るいうちなら一人でも外に出られるようになりました。しかし、夜はやはり怖くて怖くて、出られない。これでは社会復帰が出来ないのです。彼は、自分が頑張るから私はゆっくりしていればいい、と言ってくれていますが、彼の優しさに甘えてばかりいると、あまりにも彼に依存しすぎてしまうのではないかとも思います。
夜、外に出るのが怖いというこの気持ちを無くすにはどうしたらいいのでしょうか。教えてください。

カウンセラー
成井裕美
はじめまして、聖子さん。
勇気をもってご相談いただきましてありがとうございます。
お返事を担当する成井です。・・・とっても辛い経験でしたね。
ここにこうして書き込みをしてくれるだけでも、すごく勇気がいったこ
とと思います。
そしてそれくらい今聖子さんにとって「この問題を解決しよう!」と、
心の中で準備が出来ているのだろうとも感じます。

> 彼がいてくれれば昼間なら外に出ることが出来るようになり、それを
繰り返していくことで、明るいうちなら一人でも外に出られるようにな
りました。

とても頑張られましたね!
本当に何度も何度もチャレンジされたんだろうな~・・・とこの部分を
読んで感じました。
「1人で昼間外出する。」
もしかしたら、それはこの出来事がある前は当たり前に出来ていたこと
かもしれません。
何も考えずに、出来ていたことかもしれません。
でも、今回こうしてもう1度それを取り戻すにはとても勇気が要ったで
しょうし、何度も何度も自分自身と葛藤の中で戦ったのではないかな?
と思います。
本当に、本当に頑張りましたね。
素晴らしいです!

そんな聖子さんだからこそ、必ず今のこのしんどい部分も乗り越えられ
ますよ!
その為の最初の1歩を提案させていただきますね。

> 彼の優しさに甘えてばかりいると、あまりにも彼に依存しすぎてしま
うのではないかとも思います。

彼のサポートを受けて頑張れた・・・との事ですが、とても優しい彼で
すね。
そしてその彼を選んだのは聖子さんなのですから、とってもいい彼を捕
まえましたね(^_^)v
そして、その彼を惚れさせたのも聖子さんなのですから、もっと自分自
をほめてあげてくださいね。

彼は、「彼がそうしたくて」聖子さんに優しくしているのだと思いま
す。
もちろん、彼は優しい人だと思います。
でも、全ての人に同じくらい優しいくらい、ボランティア精神溢れる彼
なのでしょうか?
全ての人の面倒を見るくらい、彼はパワフルな人なのでしょうか?
・・・きっと違いますよね?
相手が聖子さんだからこそ、彼は色々与えたいのだと思います。

今の聖子さんは、その彼の気持ちを受け取れていますか?
それとも「・・・ごめんなさい」と感じて、素直に喜べすにいるのでは
ありませんか?
彼が優しくしてくれるたびに、「私って頑張れてないな」とその彼の行
為を自分を責めるほうに使っていませんか?

もしそうだったとしたら、彼との間の中でも、罪悪感で居たたまれない
気持ちになったり、私は彼にはふさわしくないのではないか?と居場所
がない気持ちになったりしてしまいますから、聖子さんにとって”安全
な場所”がなくなってしまうような感覚が出てきてしまいます。
まるで、戦場の中に1人きりでぽつんと立っているような感覚ですね。
そして足元を見たときに、どこに地雷が埋まっているのか?が分からな
かったとしたら・・・?
そこでは1歩も足を踏み出せないような感じがするかもしれません。

今の聖子さんにとって「夜外出する」というのは、まるでそんな戦場の
中に1人でいて、どこから敵に狙われているのか変わらない!!!と緊
張して周りをキョロキョロと見渡して怖くなってしまうような感覚と似
ているのではないかな?と思います。

この緊張や不安を超える鍵は「安心感」と「繋がり」です。
戦場に1人ではなく、聖子さんの周りに味方がいる安心感と、味方との
繋がりを築いていきましょうね!

夜、最初から1人で外出できなくてもOKです。
でももし、夜の外出に「昼間の外出と同じくらいの安心感」をもてたと
したらどうでしょうか?
好んで夜の外出をしなくてもOKです。
でももし、夜の外出が「怖いもの」から「特に私の心をかき乱さないも
の」に出来ればどうでしょうか?
きっと、聖子さんにとって、その時今のこの問題は、「問題」として聖
子さんを苦しめるものではなくなるでしょう。

私たちでよければお話を聞かせてくださいね。
一緒に、この地雷がいっぱい埋まった地雷原から安全に抜け出せる道を
探していきましょう!

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛、対人関係、自己啓発、ヴィジョン、ビジネス心理を得意とし、”少しでも楽に・簡単に・シンプルに”をモットーに、分かりやすい心理分析と日常的に無理なく取り組める提案を行っている。 その人本来の輝きや、問題の先にあるヴィジョン(幸せな未来や才能)を引き出すカウンセリングが好評である。