大学受験

相談者名
ひまわり
次男が大学受験で公募推薦で不合格。一般入試の前期で同じ大学を受けたのですが、残念ながら不合格。まだ、チャンスはあるのにそれからの生活は一転し、今までコツコツ勉強してたのに全くしなくなり、1日遊び、パチンコをして大金を使い、親に友達におかねを返さないといけないから貸してくれ!と2万円を要求してきて、私の手におえないと感じ、単身赴任の旦那に電話したら返すって言ってるんやから貸したらいいやん!と言われて貸したのですが、何に使ってるのか……。大学なんか行く意味ないと言い出したのですが、私や旦那の思いは大学に行ってほしいので、他に受けるように勧めました。一応、受けると言ったのですが全く勉強しなくなり、夜中遅くまでまで遊んだりバイトをしだしたりしています。ちょっと気に入らないことがあれば、私に殺すぞ!と言ってきたりして、とても悲しいです。こんな言葉を発したりするって、私の育て方が間違ってたんでしょうか?どう接したらいいのかアドバイスをください。
カウンセラー
濱田よし乃
初めまして、ひまわりさん、こんにちは。

ご相談を担当いたします、濱田よし乃と申します。
どうぞよろしくお願いします。

息子さんが勉強をしなくなり、一日遊んでいたりパチンコで大金を使ったり、お金を貸してくれと言ったり、更に「殺すぞ!」なんて言うようになったのですね。

そんな息子さんの変化に、さぞ驚いたでしょうし、「なんで?」と戸惑い不安にもなったのではないでしょうか。
今まで大切に育ててこられた息子さんに「殺すぞ!」なんて言われたら、悲しく思うのも無理もないことと思います。

けれども、ひまわりさんは全てを息子さんのせいにもご主人のせいにもしていません。

「自分の育て方が悪かったのだろうか」とご自分の責任を感じてらっしゃいます。
そして「どう接したらいいのか」と、これからどうしたらいいのかを考えてらっしゃいます。

それは、私にはすごいことだと思えるのです。

ご自分の責任を感じて、今後に生かそうとしている。
それは、とても前向きで、地に足が着いている。と私は思います。

本当は、泣きたいくらい悲しくて、どうしたらいいのか分からなくて不安でいっぱいなのかもしれません。
そう感じるのは、とても自然な事ですよね。

ただ、ひまわりさんは、そんなご自分の気持よりも「今どうする事が一番息子のためになるのか」を考えてらっしゃいます。

だから、こうして現状を率直に打ち明けて、助けを求めてくださったのかと思います。

勇気を出してご相談くださって、本当にありがとうございます。

愛する息子さんのためだから、ご相談くださったのだと思います。
それだけ息子さんの事を愛してらっしゃるのですね。
息子さんを愛する事に真っ直ぐな、ひまわりさんはとても素敵だと思います。

そんなひまわりさんの育て方が悪いはずがないと、私は思います。

大学に行ってほしいと思うのも、息子さんの将来を考えてらっしゃるからですよね。
今の日本の現実を見据えて息子さんの事を考えているから、大学に行ってほしいと思うし、今の息子さんが心配になるのではないでしょうか?

そんなひまわりさんに、少しでもお役に立てるよう私なりにご提案させていただきますね。
少しでもご参考になれば幸いです。

もしも間違っていたらごめんなさいね。

ご相談文から推察しますと、息子さんは今まで「いい子」だったのではありませんか?
今まで「いい子」だったからこそ、その変化に驚かれたのではないかと思うのです。

今の息子さんは、なんとか大人になろうと、親離れしようと、もがいてもいるように私には思えます。
苦しくてもがいているから、ひまわりさんが驚くような行動をとるのかもしれませんね。

突然ですが、

動物の世界の親離れは、親が子供を突き放します。
場合によっては半殺しにするくらいの勢いで、寄ってくる子供を無理やり引き離します。
しかし、人間の場合は親が子供を突き放すのではなく、子供から離れていく。という考え方があります。

基本的に子供は親が大好きです。けれど離れなくては独り立ちできません。
そこで、一時的に親を嫌いになる。という考え方があるのです。
無理やりにでも嫌わなければ、離れる事が出来ないくらい、本当は大好きなのかもしれませんね。

息子さんも
「殺すぞ!」とすごまなければ、ひまわりさんと距離を取れないくらい、本当は大好きなんだと思うのです。
それくらい、ひまわりさんが息子さんに愛情を注いできたから、だと思いますよ。
息子さんは、ひまわりさんの愛情を信頼しているからこそ「殺すぞ!」と言えるのだと思います。
ひまわりさんとは「殺すぞ!」と言っても切れない絆がある。
そう心のどこかで知っているから、言えるのだと思いますよ。

今の息子さんは、不合格になったことで、今までの自分を振り返り、これからどう生きていくのかを自分なりに模索しているのではないかと思います。
例えば、蝶として飛び立つ前にさなぎになるように、
これから一人で生きていくための準備中なんだと思うのです。

もちろん息子さんにとっては初めての経験ですから、息子さんも今、戸惑い、焦り、不安なのかもしれません。

そして、そんな息子さんにひまわりさんが出来ることは「彼の意見を尊重して見守る」だと私は思います。

息子さんに、ひまわりさんの思いを率直に伝えて、あとは彼の選択に任せてみませんか?

ひまわりさんが、どれだけ息子さんを大切に思っているのか、ひまわりさんが、それだけ息子さんを愛しているのか、真っ直ぐに伝えてみませんか?
たとえ、不合格でも、「殺すぞ」と言われても、あなたが大切だと伝えてみませんか?

さなぎの状態は変化している最中です。
変化するのは、誰しも怖いものですから、そんな息子さんの気持を理解して見守ってあげて欲しいと思います。

ただし!それは、息子さんの言いなりになるのとは違います。

無理な要求は、毅然と断るのも大切です。
本当に危ないことからは、助け出すことも必要です。

今、息子さんは大人になろうともがいています。
そんな息子さんのしんどさを、理解して、彼を年下の友人として接しられたらいいのかもしれませんね。

そうは言っても、
息子さんを一人の男性と認めて接することは、彼との間に距離を感じて寂しいかもしれませんし、
まだ大人になりきれていない彼に「大丈夫かな」と不安を感じるかもしれません。

息子さんと同じく、ひまわりさんもしんどいと思うのです。
息子さんのことを愛しているからこそ、心配にもなるし、
大切だから、どうしたらいいのか分からなくなるのだと思うのです。

そこで大切なのが、ひまわりさんの好きなこと、楽しみ、ご褒美です。
楽しい時間を過ごすことや、ご褒美は心のエネルギー源です。

「こんな時なのに、私が楽しんでいいはずない」と思われたかもしれません。
けれど、しんどい時には特に必要なんですよ。しんどいからこそ、エネルギーが必要なんです!
それに、多くの男性は女性の笑顔に安心感を感じます。

もしかしたら息子さんは、試験に失敗した自分を責める気持もあるのかもしれません。
お母さんを笑顔に出来なかったと自分を責める気持も、あるかもしれません。

そんな息子さんが、笑顔のひまわりさんを見たら「ほっ」と出来るんじゃないかと思うのです。
少し安心できるんじゃないかと思うのです。

ですが「楽しみ」と言われても何をしたらいいのか思いつかない。と思われたかもしれません。

ひまわりさんが、やってみたいけど諦めていることはありませんか?
ひまわりさんが子供の頃好きだった遊び、夢中になったことは何でしたか?
そんなことを意識してみる、思い出してみる事から始めてみませんか?

おそらく、ひまわりさんは家族思いの優しいお母さんではないですか?私にはそう思えます。
そんなひまわりさんは、家族優先でご自分の事を後回しにしてきていませんか?

息子さんが独り立ちするということは、それだけひまわりさんの時間が増えることでもあります。
その時のための準備を、ひまわりさんも今から始めてみてもいいかもしれませんよ。

一人では難しければ、初回無料の電話カウンセリングもございます。
よろしければ、ご利用くださいませ。

ひまわりさんと息子さんが笑顔になれるようお祈りしています。

ご相談ありがとうございました。

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