中学2年生の息子について

相談者名
ゆう
子供の事で相談させてください。

中学二年生の男の子の事です。
幼い頃は叩いたり怒鳴ったりして育てました。
小学生の時にはこの子の気持ちを分かりたくなく無視してきました。

そして中学生になってから自分でムシャクシャするときは壁に体を打ち付けたりしていました。最初びっくりしたのですが、この時にこの子に意地悪をしていたと気付きました。

今はなるべく気持ちを汲んであげたいと思うようになったからか、自分を痛める事はなくなったのですが、反抗する事なく、人の目を気にしつつ、何かと遠慮しています。

普通に甘えられる子供にしてあげたいと今更ながら思うのですが,どうしていいのかわかりません。アドバイスよろしくお願いします。

カウンセラー
吉村ひろえ
ゆうさん、はじめまして。
担当させていただく、吉村ひろえと申します。
よろしくお願いします。

ゆうさんには中学二年生の男の子がいらっしゃるのですね。
そして、ゆうさんは息子さんが普通に甘えられる子になってほしいと思っておられるのですね。
中学二年生という歳は、一般的には反抗期真っ盛りということになりますが、モチロン中学二年生の子供達が全員反抗するようになるかといえばそうではありません。

>反抗する事なく、人の目を気にしつつ、何かと遠慮しています。

ゆうさんから見て息子さんは、反抗せず、人の目を気にし、遠慮深いのですね。

この時期の子供は、心身共に変化し、「自分とは何者か?」「周りからどう見られているか?」や『完璧な私』を目指します。
しかし、身体はどんどん大人になってゆきますが、やっていることはまだまだ子供そのものであったり、完璧な人間など実はいないので色んな壁にぶつかり『不完全な私』即ち、劣等感や無価値感を強く感じることもあります。

この時のジレンマやストレスで、わかりやすく親や学校に反抗する子供もいれば、引きこもりや不登校、という形で出る子供もいます。
ゆうさんの息子さんは、人の目を気にし、遠慮しているのだとしたらこの劣等感や無価値感を強く感じておられるようです。

この場合は息子さんの “価値” を伝えたり、息子さんを “応援” してあげてください。
ゆうさんは、もう既にされているかもしれませんね。

> 幼い頃は叩いたり怒鳴ったりして育てました。
> 小学生の時にはこの子の気持ちを分かりたくなく無視してきました。

この頃、ゆうさんはなにかとても大変な状況だったのではないでしょうか?
幸せで満たされ余裕がある時、子供を叩いたり怒鳴ったりはしません。
息子さんの気持ちを分かりたくなくて無視してきたのは、なぜでしょうか?

時に、私たちは我が子をまるで自分自身の様にひどく扱うことがあります。
「自分自身の様に」、という自覚はありませんから、当然このようなひどいことを我が子にした自分をひどく責めます。
そして、必要以上に子供に気を使ったり変に顔色を伺うようになったりします。
それでは、子供は伸び伸びと自分を表現できなくなります。

もしも、ゆうさんが過去の息子さんへの接し方で罪悪感を感じているとしたら、それを手放して息子さんへの感謝に変えてゆきましょう。

息子さんはとても優しいお子さんではないでしょうか。
優しくて、そして強さもお持ちなのではないかと私は感じましたよ。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛や夫婦、浮気、離婚などのパートナーシップから対人関係、子育て、また、死や自己受容のテーマなど幅広いジャンルを得意とする。 女性的で包容力があり、安心して頼れる姉貴的な存在。クライアントからは「話しをすると元気になる」「いつも安心させてくれる」などの絶大なる支持を得ている。